オートレースコラム

オートレースのランクは大きく3つ!各上位ランカーを紹介!

オートレースには実力を簡単に知ることができるランクというものがあり、大きく3つのランクに分けられます。ただし実力がすべての世界のため、ランク変動も頻繁に起こり、昇級・降格は日常茶飯事です。

本記事では、ランクの見直し時期やS級・A級・B級の上位ランカー各3名をご紹介します。今期はどの選手がランク上位となっているのかを知りたい方はぜひご覧ください。

オートレースのランクは大きく3つに分けられる。

オートレースの選手らは、出場するレースの成績に応じてS級・A級・B級3つのランクに振り分けられます。S級選手は競走成績1位~48位、A級選手は49位~280位、それ以下はB級選手です。

半年ごとにランクの見直しがおこなわれ、4月~9月の前期ランキングは前年7月1日~12月31日までの成績、10月~翌年の3月までの後期ランクは本年の1月1日~6月30日までの成績が適用されます。

ランク上位のS級になると、トップクラスの選手しか出場できない優勝賞金の高いSGレースにも出場できるため、選手らはグレードの高いレースに出場できるように上位のランクを目指します。

S級上位ランクの選手を紹介

オートレースの選手のなかでもトップクラスの実力を持つS級選手。オートレース界をリードする存在といっても過言ではありません。

以下では2020年度後期ランクが上位の3名、青山周平選手、鈴木圭一郎選手、荒尾聡選手をご紹介します。

S-1 青山周平選手

青山周平

トップクラスのS級のなかでも頂上のランクS-1に君臨する青山周平選手。前期ランクもS-1であり、その座を続けて守り抜く選手です。2020年12月に開催されたSGレース『スーパースター王座決定戦』でも見事に優勝しており、今までにSGは合計8回も優勝するほどの実力の持ち主。

現在は、『スーパースター王座決定戦』『オートレースグランプリ』『日本選手権オートレース』『オールスターオートレース』の優勝経験があり、残すSGレースは『全日本選抜オートレース』のみ。『全日本選抜オートレース』を優勝さえすれば、史上6人目となるグランドスラムも夢ではありません。

S-2 鈴木圭一郎選手

鈴木圭一郎

前期ランクと同様にランクS-2の鈴木圭一郎選手。S級のトップとなる青山周平選手との審査ポイントはわずか5.33ポイント。惜しくもS-1を逃してしまいましたが、今後S-1になることも期待できる選手でしょう。

鈴木圭一郎選手は『全日本選抜オートレース』『オールスターオートレース』『日本選手権オートレース』『スーパースター王座決定戦』4つのSG優勝経験があり、残すSGは『オートレースグランプリ』のみ。青山周平選手と同様にグランドスラム達成が期待できる選手の一人です。

また、鈴木圭一郎選手は『SG全日本選抜オートレース』の第30回~第33回までの4回を連続で優勝している選手のため、『SG全日本選抜オートレース』が得意な選手といえるかもしれません。2021年に開催される『第35回全日本選抜オートレース』にも、出場するため、再び優勝するのか、どのようなレース展開を見せてくれるのかが気になるところです。

S-3 荒尾聡選手

荒尾聡

荒尾聡選手は前期ランクS-4から、後期はS-3へと1ランクアップした選手。SGレースでは『全日本選抜オートレース』『オールスターオートレース』『スーパースター王座決定戦』3つの優勝経験を持っています。

27期の選手で現在40歳とベテラン選手ということもあり、根強いファンがいる選手。直近では『第34回SG全日本選抜オートレース』優勝、『第44回G1開場記念シルクカップ優勝戦』2位、『第64回G1開設記念レース優勝戦』3位という成績を残しています。

A級上位ランクの選手を紹介

オートレースの選手のなかでは中間クラスのA級選手。しかし、A級の上位ランクとなると、S級選手に引けを取らない選手ばかりです。

以下では2020年度後期ランクが上位の3名、西村龍太郎選手、三浦康平選手、笠木美孝選手をご紹介します。

A-1 西村龍太郎選手

西村龍太郎

西村龍太郎選手はA級のなかでも1位の選手。前期ランクはA-48でしたが、後期ランクになってからは一気にランク上位となりました。

SG優勝経験はないものの、G1『平成チャンピオンカップ』を2回、G1『飯塚開設記念レース』を1回、合計3回のG1優勝経験があります。2004年からはG1優勝をしておらず、目立った成績を残せていないが、今期はA級の1位になるなど調子の良さを発揮しているため、今後G1の優勝を期待したい選手です。

A-2 三浦康平選手

三浦康平

三浦康平選手は前期ランクA-11からランクが上がり、A-2までのし上がってきた選手。

G1優勝経験は2011年の『平成チャンピオンカップ』の優勝のみですが、直近180日間の3連対率は驚くような数値。2021年2月現在、良走路の3連対率は72.9%もあり、三浦康平選手が出場するレースの大半は車券に絡んできています。

A-3 笠木美孝選手

笠木美孝

笠木美孝選手はG1優勝経験がないものの、前期ランクA-16から後期ランクA-3に食い込んできた選手。22期で現在52歳と、かなりのベテラン選手です。

直近では『浜松市営第8回第2節一般戦』や『第44回G1開場記念シルクカップ一般戦』などの普通競争において1着となり、調子は上々。今期はG1に出場し、初のG1タイトル獲得を期待したいところです。

B級上位ランクの選手を紹介

オートレースの選手は、選手登録された直後はB級選手として活躍します。しかし、下位のランクとはいっても今後の期待ができるルーキーや伸びしろのある選手が数多くいます。

以下では2020年度後期ランクが上位の3名、永瀬敏一選手、野沢守弘選手、角翔太郎選手をご紹介します。

B-1 永瀬敏一選手

永瀬敏一

永瀬敏一選手は後期ランクB級1位の選手。前期はA級選手でしたが、惜しくもランクが降格となってしまいました。

タイトル獲得経験はないものの、11期の選手で現在71歳と、かなりの高齢で活躍しています。オートレースの最高齢の選手は現在74歳の鈴木章夫選手ですが、永瀬敏一選手も引退せずに最高年齢の記録を打ち出してほしいところです。

B-2 野沢守弘選手

野沢守弘

野沢守弘選手は前期ランクA-220から下がり、B-2となった選手。惜しくもA級からB級に降格してしまい、直近でも1着などの好成績が残せておらず、あまり調子がよいとはいえないでしょう。

しかし、前期ランクではA級だったため、その意地を見せて活躍し、再びA級選手として返り咲いてほしいところです。

B-3 角翔太郎選手

角翔太郎選手は、2017年に選手登録された33期の現在25歳の若手選手。

直近では『飯塚市営第19回第1節一般戦』や『山陽小野田市営第6回第1節』で1着となっています。

まだタイトル獲得経験はありませんが、2021年2月現在、直近180日間の3連対率は59.6%と高めの印象があるため、これからの活躍に期待したい選手の一人です。

オートレースの選手はランク昇級を目指して熱い戦いを繰り広げる

オートレースの選手は大きく分けてS級・A級・B級3つのランクに振り分けられ、さらに級ごとにも細かく順位が分けられます。

オートレースは実力がものをいう世界。ちょっとした競走成績の変動で、ランクが大幅に変わってしまいます。

しかし、オートレースの選手は級が下がってしまうと出場できるレースも減り、優勝賞金が高いグレードのレースにも出場できなくなってしまうでしょう。そのため、オートレースの選手たちは日ごろから実力をつけるための練習、レースを万全の体制で望むための整備をおこない、ランク昇級を目指して熱い戦いを繰り広げます。

WINTICKET(ウィンチケット)では、ランク昇級を目指した熱い戦いのライブ配信をおこなっています。スマートフォンやパソコンから気軽に視聴可能なため、ランク昇級をかけた熱い戦いをぜひご覧になってください。

ウィンチケット編集部
WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。

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