オートレースコラム

オートレース日本選手権でトップ選手が決まる!選抜方法や歴代優勝者も紹介

オートレースが好きな人であれば、多くの人が「一度はオートレース場に行って観戦してみたいレース」と口をそろえて答えるのが、今回ご紹介するオートレース日本選手権

その年のナンバーワンレーサーが決まる大会でもあるので、一般の方も注目する大会です。

本記事は、そんなオートレース日本選手権の魅力・選抜方法から、注目の選手・過去のレース成績など、日本選手権のすべてを解説していきます。

オート レース日本選手権とは?

オートレース日本選手権は1965年3月23日に川口オートレース場で開催された大会で、昨年2019年大会において51回を数える、オートレースのなかではもっとも歴史のあるレースです。

年度によっては開催されない年があったり、春(3月~4月)・秋(10月~11月)の2回開催される年があったりと、開催時期は固定されていませんでしたが、1981年の第13回大会からは秋に固定され、近年は10月末~11月上旬にかけての5日間開催となっています。

各場持ち回りで開催されるオートレース日本選手権。
最大の特徴は、一次予選から決勝(優勝戦)まですべてのレースがハンデなしのオープンレースでおこなわれる点でしょう。

どのレースもいわゆる「ゼロライン」と呼ばれる、通常のスタートラインからおこなわれるので、文字どおり掛け値なしの実力日本一のレーサーを決める大会といえます。

以下では、オートレース日本選手権の出場者選抜方法と優勝賞金について、詳細を解説していきます。

オートレース日本選手権への出場者選抜方法

直近となる2019年大会の選手選抜方法は、以下のとおりです。

  • 前回優勝者:1名
  • S級上位者:47~48名(※1)
  • 競走成績上位者:47~48名(※2・※3)
  • 補欠上位者:15名(※3)

※1 前回優勝者とS級上位者が重複する場合は、競走成績上位者に1名加算。その場合、S級上位者は47名。競走成績上位者はS級上位者を除く48名となります。

※2 選考タイムは前年7月から当年6月までの競走成績。各オートレース場の平均タイムを算出して、タイム格差を是正しているので、実際の競走タイムとは異なっています。

※3 競走成績上位者は、S級を除いた成績上位者47名~48名を選出。49位~63位の15名は、次順位選手として補欠上位者となります。

オートレース日本選手権の優勝賞金

オートレース日本選手権は以下のような流れでおこなわれ、最終日の優勝戦で1着となった選手の優勝賞金は1,700万円です。

  • 初日 :選抜予選・一次予選
  • 2日目:特別予選・2次予選
  • 3日目:スーパーライダー戦・準々決勝
  • 4日目:一般戦(1R~8R)・準決勝(9R~12R)※準決勝の1着・2着の計8名が優勝戦進出。
  • 最終日:一般戦(1R~6R)・グレードレース(7R)・特別一般戦(8R・9R)・選抜戦(10R)・特別選抜戦(11R)・優勝戦(12R)

2018年のオートレース日本選手権では女子選手も活躍!

佐藤摩弥選手

2018年におこなわれた第50回オートレース日本選手権では、佐藤摩弥選手が女子選手では初となる優勝戦進出を果たしました。

この年は競走成績上位者48名のうち、34番目の選手として選出。

初日は一次予選8Rに出走して1着。初日の勢いそのままに、以降の予選も上位をキープします。4日目の準決勝戦では、10Rに出走して2着でゴール。見事、優勝戦に進出。

優勝戦では、1周回は4位につけたものの徐々に順位を下げ、7周回目には8位。以降は挽回できず8位に終わったものの、女子選手として日本選手権の優勝戦に出走した初のレースでした。

2020年オートレース日本選手権の出場に期待ができる「佐藤摩弥」

2020年8月31日現在、オートレースの女子選手は16名。佐藤摩弥選手は女子選手のなかでも高い人気があり、ファンからは「サトマヤ」という愛称で知られています。

もともとモトクロスライダーとして活躍していた彼女は、2010年にオートレース選手養成所の試験に合格して入所。2011年にオートレーサーとしてデビューを飾ります。

デビュー後は、女子選手では最多となる優勝戦8勝を記録。
G1・SGレースでは優勝戦での1着こそないものの、2020年8月におこなわれたSGレースのグランプリで準決勝戦進出、その後のG1レース「キューポラ杯」でも準決勝戦進出と好走。

後期ランキングもS級10位と上位にいることから、2020年のオートレース日本選手権への出場が期待できるでしょう。

オートレース日本選手権の歴代優勝者

オートレース日本選手権は、1965年からおこなわれてきたSGレースです。もっとも伝統のある大会として、これまで数多くの歴史に残るレースを生み出してきました。

ここでは、2015年の第47回大会から直近となる2019年の第51回大会まで、過去5年の歴代優勝者を紹介するとともに、レースを振り返っていきます。

◆2015年(第47回)優勝 永井大介選手

永井大介施主

1周回でトップに立ったのは、3番の田村治郎選手。5番の荒尾聡選手が4位、1番の永井大介選手は5位と中団、4番の高橋貢選手は7位と後方からのスタート。

しかし、3人とも徐々に順位を上げていき、3周回ではすでに荒尾・永井のトップ争い。4周回で高橋選手が3位に上がったことで、3人による争いとなります。

そんななか、6周回で永井選手が逆転してトップに立ち、2番手に荒尾、3番手に高橋という序列となり、そのままゴール。永井選手は3連覇を達成した2012年の第44回以来、3年ぶり4回目の優勝でした。

レース結果

配当

2連単:5-1 600円(2番人気)
2連複:1=5 440円(2番人気)
3連単:5-1-4 1,120円(2番人気)
3連複:1=4=5 290円(1番人気)
ワイド:1=5 180円(2番人気)
4=5 150円(1番人気)
1=4 280円(5番人気)
単勝:5 220円(1番人気)
複勝:5 100円(1番人気)
1 100円(3番人気)
4 100円(2番人気)

◆2016年(第48回)優勝 鈴木圭一郎選手

鈴木圭一郎選手

1周回でトップに立ったのは、2番の青山周平選手。しかし、4番の鈴木圭一選手が2位、1番の高橋貢選手も3位につけます。

3周回で鈴木選手が青山選手を抜いてトップに立ち、以降は10周回まで鈴木、青山、高橋の順位が変わらないまま最終局面を迎えるも、鈴木のトップは変わらず嬉しい初優勝を飾りました。

2着に入ったのは、10周回を通過した後、青山をかわした高橋。青山はずっと2位をキープするも、最後は高橋に抜かれて3着でした。

レース結果

配当

2連単:4-1 760円(3番人気)
2連複:1=4 580円(2番人気)
3連単:4-1-2 1,750円(6番人気)
3連複:1=2=4 370円(2番人気)
ワイド:1=4 180円(2番人気)
2=4 120円(1番人気)
1=2 240円(4番人気)
単勝:4 140円(1番人気)
複勝:4 100円(1番人気)
1 180円(5番人気)
2 140円(3番人気)

◆2017年(第49回)優勝 鈴木圭一郎選手

レースは、スタートから2番の鈴木圭一郎選手と1番の木村武之選手のマッチレースとなります。

1周回時の3位は4番の佐藤貴也選手、4位は3番の藤岡一樹選手、5位は5番の金子大輔選手。2周回で藤岡が佐藤を抜いて3位に上がり追い上げようとするも、結局最後まで順位は変わることなく、1着が鈴木、2着は木村、3着は藤岡というレースでした。

優勝した鈴木圭一郎選手は、史上初の3連覇を果たした永井大介以来史上4人目の連覇となりました。

レース結果

【配当】
2連単:2-1 240円(1番人気)
2連複:1=2 140円(1番人気)
3連単:2-1-3 1,640円(5番人気)
3連複:1=2=3 1,090円(4番人気)
ワイド:1=2 120円(1番人気)
2=3 460円(8番人気)
1=3 560円(9番人気)
単勝:2 100円(1番人気)
複勝:2 100円(1番人気)
1 100円(2番人気)
3 220円(6番人気)

◆2018年(第50回)優勝 青山周平選手

青山周平選手

1周回でトップに立ったのは、8番の丹村飛竜選手。その後に4番の青山周平選手が続き、5番の若井友和選手は6位、3番の早川清太郎選手は8位と後方からのスタートとなります。

4周回までは、青山選手と丹村選手が交互にトップに立つ目まぐるしいレースでしたが、5周回に入るまでに丹村を振り切りました。

その間に若井が2位に浮上。早川も3位に落ちた丹村の後ろにつけ、6周回目には3位に上がってきました。

青山は4周回からトップの座を守り、そのまま1着でゴール。2着・3着は8周回で早川が若井を逆転し、2着は早川、3着が若井でした。

青山選手は、嬉しい日本選手権初優勝を飾りました。

レース結果

配当

2連単:4-3 580円(1番人気)
2連複:3=4 300円(1番人気)
3連単:4-3-5 4,240円(9番人気)
3連複:3=4=5 1,440円(5番人気)
ワイド:3=4 120円(1番人気)
4=5 330円(3番人気)
3=5 780円(16番人気)
単勝:4 270円(1番人気)
複勝:4 150円(3番人気)
3 140円(2番人気)
5 150円(4番人気)

◆2019年(第51回)優勝 青山周平選手

1周回でトップに立った青山周平選手が、ゴールまでトップをキープして、そのまま1着でゴール。2位~4位は目まぐるしく動き、4番の鈴木圭一郎選手、2番の永井大介選手、5番の佐々木啓選手の4者で争いました。

2周回で1周回時に5位だった佐々木が6番の金子大輔選手を抜いて3位に浮上、7周回まで永井と2位争いを繰り広げます。最後は、永井を抜いて8周回で2位に上がった佐々木がそのまま2位をキープして、2着でゴール。

3着は、10周回通過後に永井を抜いた鈴木でした。

本大会で優勝した青山周平選手は、2017年の鈴木圭一郎選手以来史上5人目の連覇を達成しました。

レース結果

配当

2連単: 1-5 2,330円(8番人気)
2連複: 1=5 2,040円(5番人気)
3連単: 1-5-4 6,400円(19番人気)
3連複: 1=4=5 490円(2番人気)
ワイド: 1=5 200円(2番人気)
1=4 100円(1番人気)
4=5 310円(5番人気)
単勝: 1 220円(2番人気)
複勝: 1着 1 100円(2番人気)
2着 5 160円(5番人気)
3着 4 100円(1番人気)

2020年のオートレース日本選手権は川口レース場で開催

2020年のオートレース日本選手権は、第52回大会となります。

第52回オートレース日本選手権の開催場所・日程は以下のとおりです。

  • 開催場所:川口オートレース場(埼玉県川口市)
  • 開催日程:2020年10月30日(金)~2020年11月3日(火・祝)

まだ出場選手は決定していませんが、例年どおりであれば前回優勝者およびS級選手、競走成績上位者が出場する大会です。

青山周平選手や先に紹介した女子最上位の佐藤摩弥選手など、トップ選手の出場が予想されるので、初日から熱い戦いが期待できるでしょう。

まとめ

日本選手権は全レースがハンデなしのオープンレースでおこなわれるので、本当の意味での実力を試されます。S級選手や競走成績上位のトップクラスが出場し、これまでも多くの名勝負が生まれたレースです。

みなさんも機会があればオートレース場へ訪れ、生で体感してみてください。

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