【松山競輪・G3・道後温泉杯争覇戦】福田知也が差して記念初優勝「ラインのおかげ」

＜松山競輪場：道後温泉杯争覇戦＞◇G3◇12R◇16日◇S級決勝

福田知也（神奈川）が差し切り、記念初優勝を飾った。

福田と根田空史（千葉）の南関勢に期待が集まった決勝戦。早い仕掛けになった根田が主導権を握ると、1本棒の状態でレースが進む。最終バックストレッチで地元の佐々木豪（愛媛）が捲りに出ると、それを見て根田の番手から踏み出し、福田が差し切った。

2車単は3番人気の7−9、1000円。3連単は4番人気の7−9−1、3540円と人気決着に。

▶動画：福田知也が差して優勝を飾った12R

記念初優勝を飾った福田は、「（優勝は）ラインのおかげだと思っています。直前で（優勝候補の）脇本（雄太）君が欠場になってしまいファンの方はガッカリだったと思いますが、（選手にとっては）平等にチャンスが回ってきた。（連携した）根田（空史）君の顔見せの感じが今日一番良いなと。その通り、押さえ先行でも（スピードが）掛かっていた。捲ってくるのは稲毛（健太）君と佐々木（豪）君だけだったが、それ以上に根田君の掛かりが良かった。（連携した）阿部（力也）君の中割りも気をつけながら、（ゴール前で）思いっきり踏みました」とレースを振り返った。

また、「2場所前に落車してしまったが、ここに来て回復して万全の状態で臨めて優勝することができた。郡司（浩平）君を筆頭に神奈川勢が盛り上がっている。その中で遅れている状態だが、何とかしがみついて流れに乗っていきたい。根田君がいなければ何もできなかったが、何とか優勝することができました」と連携した後輩に感謝した。