【広島競輪G3・ひろしまピースカップ】松浦悠士が差して地元記念完全優勝に王手

＜広島競輪場：ひろしまピースカップ＞◇G3◇12R S級準決勝◇11日

松浦悠士（広島）が差し切り、完全優勝に王手をかけた。

2連勝中の松浦と町田太我（広島）の地元コンビに人気が集まった最後の準決勝。早い仕掛けで飯野祐太（福島）が先頭に立ち、主導権を握る。最終周回で町田が発進すると、地元勢の一騎打ちに。ゴール直前で番手から松浦が差し切り、広島トリオが上位を独占した。

2車単は1番人気の5−1、180円。3連単は2番人気の5−1−7、480円と人気決着に。

▶動画：松浦悠士が差し切り完全優勝に王手をかけた12R

完全優勝まであと1つとなった松浦は、「あの展開で飯野（祐太）さんが思いっきり仕掛けるのは想定内でした。（連携した町田）太我のダッシュが強くてだいぶ口が空いたが、
間に合って良かった。池田（良）さんが（番手に）ついているので、ガツンとは踏まずにゴール前でしっかり捕らえられるように行ったが、思いのほか（町田の）踏み直しが強くてあやうく差せないところだった」とレースを振り返った。

決勝は地元選手が4人進出したが、「味方も多いですしお客さんの声援も多かったので、明日はもっと増えてくれると信じています。今節の中でも気持ちが高ぶっているので、これを保ってグランプリに行ったら弾けるんじゃないかなと思う。防府（記念）に続き、広島も地元ワンツースリーできるようにラインの力で頑張ります」と意気込みを語った。