平原康多が捲って予選突破「前に行かれたら負けるなと」／大垣G3

＜大垣競輪場：水都大垣杯＞G3◇11R S級二次予選◇12日

平原康多（埼玉）が捲って、準決勝に駒を進めた。

ミスター競輪・平原に圧倒的な支持が集まった11Ｒ。早い仕掛けで染谷幸喜（千葉）が先頭に立ち、レースをリード。最終周回、後方から島川将貴（徳島）が捲りに出ると、それに合わせる形で最終2コーナーから平原も発進。あっという間に先頭まで叩き切り、人気に応えた。

人気を落としていた佐藤雅春（宮城）が2着に入ったことで、2車単は12番人気の5-6、5320円。3連単は56番人気の5-6-4、3万1620円と高配当決着に。

【動画】平原康多が捲って準決勝進出を決めた11R

格上の走りで予選突破を決めた平原は、「島川（将貴）を前に出させたら負けると思い、早い仕掛けになった。押し切れて良かった。島川が行かなかったのでビックリしたんですが、この状態で前に行かれたら負けるなと。あまりタイミングを取らずに行ったのでフォームがブレブレになってしまった。もうちょっと（脚が）欲しい。昨日のほうが（バンクは）重たかった。（前か後ろか）どっちか（になるレース）だと思ったので、なら前のほうがいいかなと。（初日特選は）自分の中では最大限やったつもりだが、1着取れなかったのは力不足。準決勝も突破できるように頑張ります」と意気込みを語った。