【小松島競輪・G3・阿波おどり杯争覇戦】佐藤慎太郎が差し切り初日特選を制す

＜小松島競輪場：阿波おどり杯争覇戦＞◇G3◇12R S級初日特選◇30日

佐藤慎太郎（福島）が差し切り、初日特選を制した。

地元・太田竜馬（徳島）に期待が集まった初日の目玉レース。打鐘前、眞杉匠（栃木）が踏み出し主導権を握る。最終周回で松浦悠士（広島）が発進するも、菊地圭尚（北海道）にブロックされてしまい捲り切れず。それを見て太田が番手捲りに切り替えると、山田庸平（佐賀）も徳島勢に続く。最後の直線、徳島勢の間隙を突き佐藤が差し切った。

2車単は12番人気の2-3、3560円。3連単は37番人気の2-3-5、1万1560円と万車券決着に。

▶動画：佐藤慎太郎が差して初日特選を制した12R

白星発進を決めた佐藤は、「なるべく前の方からという作戦だったので取りに行ったが、内が松浦（悠士）だったので（組み立てが）難しい感じになった。出入りが激しいレースになったが（連携した山田）庸平が頑張ってくれた。（山田は）最近のレースを見るとスピードのある良いレースをしているので、任せてみる価値があると思った」と即席ラインを組んだ後輩に感謝した。かなりの混戦となったが、「地元の小倉（竜二）が横（の動きが）厳しい選手なので気をつけていたが、もう少しで肘がかかるところで危なかった。暑いのもあるが、少したるんでいるのを感じているので自分で活を入れたい。また（勝利者インタビューで）みなさんに会えるように頑張ります」とメッセージを送った。