渡部幸訓が差して約6万車券を提供「自分でもビックリ」／宇都宮G3

＜宇都宮競輪場：国際自転車トラック競技支援競輪＞◇G3◇12R S級準決勝◇20日

渡部幸訓（福島）が差して決勝進出を決めた。

小松崎大地（福島）に期待が集まった最後の準決勝。打鐘とともに人気の小松崎が踏み出し先頭へ。最終周回で脇本勇希（福井）が捲りに出るも、すかさず最終2コーナーで佐々木悠葵（群馬）が発進。最終3コーナー、小松崎の番手から切り替えた渡部が大外から踏み出すと、ゴール前で差し切り勝利を飾った。

2車単は38番人気の9−5、1万4980円。3連単は155番人気の9−5−3、5万9140円というW万車券決着に。

▶動画：渡部幸訓が強烈な追い込みで決勝に進んだ12 R

見事差し切った渡部は、「自分でもビックリ。（宇都宮は）相性良いと思います。後ろ攻めになった時は小松崎（大地）さんにお任せで、ついていくことだけ考えていました。前か中団を取れればという作戦で考えていた。小松崎さんが中団の良い位置を取ってくれたのでホーム（ストレッチ）では決まったと思ったが、佐々木（悠葵）君のスピードが体感したことないようなものだったので、そこからは必死でした。（最後）踏んだら、伸びた。決勝戦はベストを出したいと思います」と心境を語った。