平原康多が完全優勝で8度目の地元記念V「出来過ぎなぐらい」／大宮G3

＜大宮競輪場：東日本発祥倉茂記念杯＞G3◇12R S級決勝◇17日

地元のエース・平原康多（埼玉）が捲って、完全優勝で8度目の大宮記念の優勝を飾った。

平原に圧倒的な支持が集まった決勝戦。打鐘が鳴り、岩本俊介（千葉）が踏み出して先頭へ。最終周回で埼玉のホープ・森田優弥が踏み出すと、人気の埼玉勢がレースをリードする形に。最終2コーナーで後方から清水裕友（山口）が捲りに出ると、平原も番手捲りに切り替え。清水ともがき合いになる中、佐藤慎太郎（福島）のブロックもあり清水は失速。ゴール直前で平原のマークについていた佐藤が迫るもあと一歩届かず、平原が振り切って地元ファンの期待に応えた。

2車単は1番人気の1-2、220円。3連単は2番人気の1-2-7の880円と人気決着に。

【動画】平原康多が完全優勝で地元記念を制した12R

今年早くも記念V2となった平原は、「今年は本当に前を走ってくれる選手と後ろを固めてくれる選手のおかげで勝たせてもらいました。（連携した）森田（優弥）が思い切り行ってくれたおかげ。（捲ってきた）清水（裕友）はもの凄かった。ゴール前は（佐藤）慎太郎さんなら抜かれても仕方ないなと。（先行を務めた森田優弥は）経験を積んでくれて、どんどんレースで力を発揮してくれているなと思います。（今年記念V2は）出来過ぎなぐらい。今年もまだまだ長いですが、良い結果が出せるように頑張ります」と連携した先輩と後輩に感謝した。