【防府競輪・G3・周防国府杯争奪戦】清水裕友が地元記念5連覇「言葉に表せない」

＜防府競輪場：周防国府杯争奪戦＞◇G3◇12R◇6日◇S級決勝

清水裕友（山口）が捲り切り、地元記念5連覇を飾った。

S級S班の郡司浩平（神奈川）と佐藤慎太郎（福島）の東日本勢に期待が集まった決勝戦。前受けとなった吉田拓矢（茨城）がレースをリード。最終周回で人気の郡司が発進するも、けん制した園田匠（福岡）が転倒してしまい、郡司や佐藤、永澤剛（青森）も巻き込まれる形で落車。アクシデントを上手く回避した清水が捲りに出ると、一気に叩き切り先頭へ。番手から迫る桑原大志（山口）を振り切り、押し切った。

人気の東日本勢が落車したことで、2車単は5番人気の1−8、1690円。3連単は49番人気の1−8−6、1万7440円と万車券決着に。

▶動画：清水裕友が捲って地元記念5連覇を決めた12R

5連覇という偉業を達成した清水は、「言葉に表せない。一生もんです。今年で（防府競輪場は）一区切りで（施設整備のため）2年間開催がないので、（優勝を）決めてやろうと来た。普段だったら出ない力がお客さんの声援で出たと思います。（レース中は）はよ終わってくれぇと（いう気持ちで）あまり覚えていない。（郡司浩平が）どこから来るのかなとドキドキしていた。落車で何とも言えないが、優勝できて良かったです」とレースを振り返った。

また、「（ゴール後に）5連覇か。我ながらたいしたもんだなと（笑）。昨日のレースしかり反省する点も多いが、何とか優勝できたので今後に繋げたい。今回自力で優勝できたので、（G1）競輪祭も頑張りたい。小さい時からこの競輪場で育ったので、（2年間開催がないのは）寂しい想いもあるが、また2年後に会いましょう」とメッセージを送った。