【伊東競輪G3・椿賞争奪戦】新田祐大が捲り切って優勝「競輪に恩返ししたい」

＜伊東競輪場：椿賞争奪戦＞◇G3◇12R S級決勝◇19日

新田祐大（福島）が捲り切り、今年2度目の記念Vを飾った

北津留翼（福岡）とS級S班の新田が人気を二分した決勝戦。早い仕掛けで寺崎浩平（福井）が先頭に立ち、主導権を握る。最終バックストレッチで単騎の長島大介（栃木）が踏み出すと、最後の直線でマークについていた新田が外から捲り切り人気に応えた。

2車単は3番人気の9−1、1240円。3連単は6番人気の9−1−6、5260円という結果に。

▶動画：新田祐大が捲って優勝を飾った12R

人気に応えた新田は、「本当に嬉しい気持ちで一杯です。（東京）オリンピック（の経験）がアスリートとして成長させた。それを競輪に良い形で恩返ししたいと気持ちで、毎レース挑んでいる。（今年は連携した）たくさんの後輩たちが頑張ってくれて、決勝に乗せてもらった。恵まれた環境で結果を出させてもらった。若手の成長が早くてみんな強くなっていくので、気持ちでは若手に負けないつもりでやっている」と連携した仲間に感謝。

直前に開催された全日本選手権トラックの男子1kmタイムトライアルで優勝を飾ったが、「全日本が気持ちを高ぶらせてくれて、このレースに挑めた。ここ何年間は赤パン（S級S班）で挑んできた。（来年は）トップ9からは落ちてしまうが、トップ9に挑む気持ちで頑張りたい。（同じ福島には佐藤）慎太郎さん、東北には守澤（太志）君がいるので、今以上に（北日本に）赤パンツが増やせるように頑張りたい。（今開催は）決勝に上るまで1着を取れなかったが、最後は優勝という形で締め括ることができて嬉しい。僕はこのレースで年内は終わるが、年末は（KEIRIN）グランプリが控えているので静岡競輪場での熱い戦いを応援していただければ」とメッセージを送った。