【平塚競輪G3・湘南ダービー】郡司浩平が平塚記念初制覇「結果出せて良かった」

＜平塚競輪場：湘南ダービー＞◇G3◇12R S級決勝◇4日

郡司浩平（神奈川）が捲り切り、平塚記念初制覇を飾った。

地元のエース・郡司に期待が集まったものの、豪華メンバーが揃ったことでオッズが割れた決勝戦。打鐘前、清水裕友（山口）が早い仕掛けで踏み出し主導権を握ると、一本棒の状態でレースが進む。最終2コーナーで新田が捲りに出ると、それに合わせて人気の郡司も発進。そのまま大外から一気に捲り切り、人気に応えた。

2車単は1番人気の1−9、1100円。3連単は29番人気の1−9−7、1万1230円と万車券決着に。

▶動画：郡司浩平が捲って地元記念を制した12R

見事人気に応えた郡司は、「必死だったのでゴールまで踏みました。（平塚記念は）10年（優勝者が地元の）神奈川から出ていないので、何とか神奈川を引っ張っていかなきゃなと想いで走っていました。（決勝戦は）動ける選手が多く、最後だけの仕掛けになってしまったが、何とか結果が出せて良かった。周りの選手が初手をどう取るかを見て、スタートを取れたところから勝負しようと思っていた」とレースを振り返った。

また、「（6番手からの攻めになったが）最低限の位置。新田（祐大）さんだけは警戒していて動いていた。（最終2コーナーで）後ろからすごい気配を感じて、僕も踏み出した。その前に仕掛けるポイントもあったので、そこで仕掛けられていれば（連携した松坂）洋平さんとも勝負できたのかと思うと、そこだけが残念。（優勝は）最後の最後まで分からなかった。お客さんの大きな声援で優勝を確信出来た」とお客さんに感謝した。

今回の平塚記念の制覇で地元・神奈川県内にある3場の記念をすべて制したが、「（地元の）川崎も小田原も優勝できていたが、ここだけ毎年悔しい想いをしていたので、その想いを晴らせて良かった。まだまだレースはあるので、しっかり年末に向けて練習して（KEIRIN）グランプリ（出場）を目指したい」とメッセージを送った。