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【向日町競輪G3・平安賞】脇本雄太が完全優勝「競輪の魅力を伝えていきたい」

<向日町競輪場:平安賞>◇G3◇10R S級決勝◇5日

脇本雄太(福井)が逃げ切り、完全優勝を決めた。

脇本に圧倒的人気が集まった決勝戦。前受けとなった脇本が主導権を握ると、一本棒の状態でレースが進む。打鐘とともに大石剣士(静岡)が発進するも、脇本に合わせられてしまい失速。最後の直線で番手から村上博幸(京都)が迫るも、脇本が押し切り人気に応えた。

2車単は2番人気の1−5、460円。3連単は8番人気の1−5−6、2930円と人気決着に。

▶動画:脇本雄太が逃げて完全優勝を決めた10R

完全優勝を飾った脇本は、「正直ホッとしています。G1(オールスター競輪)から引き続きなので当然人気にはなっているだろうし、その分プレッシャーもかかるので、それに応えるのに必死だった。(先行勝負になったが)僕はそのつもりはなかったが、初日特選のような失敗はしたくなかったので、あまりにも遅く来たら突っ張りも少し考えていた。手応えに違いはないが、肉体的にも精神的にも現状維持のままでも十分勝てると証明できたのかなと。ようやくラインで決まったのでホッとしています」とレースを振り返った。

東京五輪の順位決定戦を彷彿とさせる逃げだったが、「僕自身意識はしていなかったが、前受けから自分が先頭で回るのは何度もやってきたので、特に違和感はなかった。前から(他選手から)マークされているのは分かっているので、あとは精神状態に関してはしばらく様子見。今年は日本の競輪に戻ってきたので、一戦一戦頑張って日本の競輪の魅力を伝えていきたい。次は(G2)共同(通信社杯)ですが、また優勝目指して頑張ります」とメッセージを送った。

ウィンチケット編集部
WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。

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