【奈良競輪G3・秋篠賞】石原颯が3連勝で決勝へ「全力で踏ませてもらった」

＜奈良競輪場：秋篠賞＞◇G3◇9R Ｓ級準決勝◇1日

117期のルーキー・石原颯（香川）が逃げ切り、無傷の3連勝で記念初制覇に王手をかけた。

今年1月に特昇でS級に昇格した石原に期待が集まった最初の準決勝。打鐘前、佐藤幸治（長崎）が早い仕掛けで先頭に立つも、打鐘とともに人気の石原が踏み出して主導権を奪う。最終2コーナーで高久保雄介（京都）が発進して迫るも捲り切れず、石原がそのまま押し切った。

2車単は1番人気の5-8、600円。3連単は3番人気の5-8-1、 3180円と人気決着に。

▶動画：石原颯が3連勝で決勝進出した9R

記念出場はまだ2度目ながら完全優勝が見えてきた石原は、「3連勝出来るとは思っていなかったので嬉しいです。（雨が降ってきたので）変に集中しすぎるより良かった。内容あっての3連勝なので良いかなと。（本命の）印が2個ついていたので、後ろには行けないなと。（優勝は）自信はないが頑張ります。（同期には記念で活躍している町田太我、山口拳矢がいるが）2人には負けているかと思います。最後まで下がりたくなかったので、一旦突っ張って来たら前に入れようと。けっこう引くのが遅くなってしまったが、次引いたらないなと思って行った。今回は全力で踏ませてもらった。優勝できるように頑張ります」と初々しく意気込みを語った。