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【弥彦競輪G1・寛仁親王牌・世界選手権記念】平原康多が8度目のG1優勝&大会初V

<弥彦競輪場:寛仁親王牌・世界選手権記念>◇G3◇12R S級決勝◇24日

平原康多(埼玉)が差し切り、寛仁親王牌を初制覇した。

新田祐大(福島)のグランドスラム達成に期待がかかった決勝戦。前受けとなった新山響平(青森)が主導権を握り、レースをリード。最終2コーナーで吉田拓矢(茨城)が踏み出すと、新田も番手捲りに切り替え。ゴール直前、平原と新田の間から地元の諸橋愛(新潟)が迫るも、接触してしまい落車。後続のアクシデントがあったものの平原が冷静に差し切り、8度目のG1優勝を飾った。

2着到着の新田が斜行により失格になったこともあり、2車単は51番人気の9-8、2万4540円。3連単は307番人気の9-8-6、19万4360円とW万車券決着に。

▶動画:平原康多が差して8回目のG1優勝を飾った12R

8度目のG1優勝を飾った平原は、「展開的に後ろになってしまい厳しいかと思ったが、ラインの力で何とか勝つことができました。(今年は)頑張っても頑張っても落車で上手くいかなかったが、何とか立て直せたと思います」と苦しんだ21年を振り返った。

決勝の走りを聞かれ、「(脚の)感触は良かったです。(連携した吉田拓矢が快走したが)それが何より。タダで番手に回っている訳ではないので、ラインで勝たないと。拓矢がだいぶ気をつかってくれた。諸橋(愛)さんがツッコんできたので、(ラインで)ワンツーかなとゴール前まで行ったが、転んでしまったのでそれが心残り」と連携した仲間に感謝した。

また、「新潟の弥彦でG1優勝ができる選手になれるとは思っていなかったので、感慨深い。(今節は)自分なりにしっかり動けたと思います。たいした成績を残していないのに(オールスター競輪では)ファン投票も1位に選んでもらっていたのに、期待に応えられない1年だったので、ここにきて期待に応えられて良かった」と語った。

これでKEIRINグランプリ出場の切符を掴んだが、「後輩の宿口(陽一)と一緒に走れそうなので頑張りたい。おかげさまで優勝できることができました。まだ(G1)競輪祭と(KEIRIN)グランプリも残っているので、そこでも優勝目指して頑張ります」とメッセージを送った。

ウィンチケット編集部
WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。

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