宿口陽一が捲って決勝進出「無我夢中で踏みました」／奈良G3

＜奈良競輪場：春日賞争覇戦＞◇G3◇11R S級準決勝◇13日

宿口陽一（埼玉）が捲って決勝進出を果たした。

S級S班の佐藤慎太郎（福島）ら東日本勢に人気が集まった11R。赤版周回で谷口遼平（三重）が踏み出して先頭に立ち、レースをリード。最終周回で地元の中井俊亮（奈良）が捲りに出ると、それを見た宿口も発進。佐藤にけん制され1度は失速した中井だったが、東日本勢のマークに切り替え。最後の直線で佐藤と中井が迫るも、宿口が振り切った。

2連単は4番人気の3-7、1100円。3連単は19番人気の3-7-1、6030円という結果に。

▶動画：宿口陽一が捲って決勝に進んだ11R

捲り切った宿口は、「まさか佐藤（慎太郎）さんから振り切れると思わなかったので嬉しいです。1回脚を使ってからの仕掛けだったので、無我夢中で踏みました。（連携した佐藤慎太郎は）すごい選手なのでめちゃくちゃ緊張しました。初手は近畿の後ろから行こうと思ったが、良い流れになった。佐藤さんの一声で踏めたので良かった。日に日に良くなっている。（決勝戦も）自力で一生懸命頑張ります」と連携した先輩に感謝した。