【奈良競輪G3・秋篠賞】福島武士が差して15万車券を提供「空いたので入っただけ」

＜奈良競輪場：秋篠賞＞◇G3◇10R Ｓ級準決勝◇1日

福島武士（香川）が差し切り、15万車券＆決勝進出を決めた。

地元の中井太祐（奈良）や近畿勢に人気が集まった10R。赤版周回、人気の中井が踏み出して先頭に立つも、すかさず渡邉豪大（静岡）も発進して主導権を握る。最終バックストレッチ、門田凌（愛媛）が捲りに出たところを山賀雅仁（千葉）がけん制。その際に接触した佐藤康紀（青森）が落車してしまうアクシデントが。ゴール直前で差し切った山賀が1着で入線したものの、斜行により失格。2着で入線した福島が繰り上がる形で1着となった。

人気の中井らが敗れたことで、2車単は28番人気の5-7、9050円。3連単は286番人気の5-7-4、15万810円とビッグな配当に。

▶動画：福島武士が差して15万車券を提供した10R

決勝進出を決めた福島は、「コースが空いたのでそこに入っただけ。他の（ラインの）動きもわからなかったので、出たところ勝負でと。（連携した）門田（凌）君が行ってくれたおかげ。（9R石原颯が決勝に勝ち上がったが）四国は何人いてもいいので、1人でも多く（決勝に）という気持ちで走りました。（決勝は前に石原がいるが）敵は前も後ろも横もですね（笑）。（最終バックストレッチで）腕が当たってヒヤっとしました。もうワンテンポ早く入れたかなと思ったが怯みました。鷲田（佳史）さんを抜けていないと思っていた。（今開催のメンバーを見て）優勝狙える位置だなと思って来ました。（連携する石原は）面白い奴。ぶっちぎるぐらいのつもりでないと2人とも優勝できないと思うので、優勝できるよう頑張ります」とレースを振り返った。