【西武園競輪・G1・オールスター競輪】脇本雄太が完全優勝で7度目のG1制覇

＜西武園競輪場：オールスター競輪＞◇G1◇11R◇15日◇S級決勝

脇本雄太（福井）が捲り切り、完全優勝を決めた。

完全優勝に王手がかかる脇本に期待が集まった決勝戦。打鐘前、新山響平（青森）が発進するも、寺崎浩平（福井）が抵抗して主導権を握るがラインが千切れてしまう結果に。最終バックストレッチで人気の脇本が7番手から捲りに出ると、一気に叩き切り人気に応えた。

人気の脇本が優勝したことで2車単は4番人気の9−2、1210円。3連単は11番人気の9−2−3、4720円という結果に。

▶動画：脇本雄太が完全優勝で7度目のG1制覇を決めた11R

完全優勝を決めた脇本は、「赤板のところで松浦（悠士）君の動きをまったく見ていなかったのが、番手を回る時の自分の技量不足だと思いました。守澤（太志）さんの当たりもかなり動揺した動きでした。内で粘っても勝機がないと思ったので、そこは割り切る形で下げて（レースを）立て直そうと思った。自分では打鐘から行けるところからと思っていたが、前が掛かっていたので、自分が仕掛けられる速さではなかった。立て直してから自分が捲りに行くまで半周以上はかかった」とレースを振り返った。

また、「ゴールした後も抜いているかは分からなかった。みんなにおめでとうと言われて（優勝したことに）気づいた。半分は（連携した）寺崎（浩平）君に申し訳ないのと、自分が優勝できて良かったなというのが半分。（先行した寺崎の）想いには応えなきゃいけないと思った。（競輪界のエースになったことは）あまり意識はしていない。（レースでは）警戒はされているし、常に1着が期待されている中での戦いなのでプレッシャーはあるが、（ファンの期待に）応えることが使命であると思っている。また次回も一生懸命頑張ります」とメッセージを送った。