佐藤慎太郎が差して初日特選制す「吉澤が頑張ってくれました」／奈良G3

＜奈良競輪場：春日賞争覇戦＞◇G3◇12R S級初日特選◇11日

混戦を制して佐藤慎太郎（福島）が差し切り、初日特選を制した。

細切れ戦になったこともあり、人気が割れた初日特選。打鐘とともに吉田敏洋（愛知）が踏み出して先頭に立つも、佐藤のけん制もありラインが千切れる形に。最終バックストレッチで鈴木竜士（東京）が発進すると、吉田のマークについていた吉澤純平（茨城）も番手捲りに切り替え。最後の直線で小倉竜二（徳島）が迫るも、番手から佐藤が差し切り、KEIRINグランプリ2019覇者の貫禄を見せつけた。

2車単は2番人気の5−6、1150円。3連単は3番人気の5−6−7、4250円という結果に。

佐藤慎太郎が差して白星発進を決めた12R

初日特選を制した佐藤は、「地元のような熱い声援ありがとうございます。僕の（競走得点の）点数の半分以上はファンの声援のおかげだと思っています。（連携した）前の吉澤（純平）が本当に頑張ってくれた。細切れ（戦）だし、どんな展開になってもチャンスはあると思っていたが、吉澤が頑張ってくれました。徐々に練習の成果も出ているのかなと。調子は良いです。目の前の1着を目指して必死に頑張ります」と連携した後輩に感謝した。