【別府競輪場・オランダ王国友好杯】守澤太志が3度目の別府記念制覇「ビックリ」

<別府競輪場：オランダ王国友好杯＞◇G3◇12R◇8日◇S級決勝

守澤太志（秋田）が差し切り、3度目の別府記念制覇を決めた。

実力者が揃ったことで人気が割れた決勝戦。前受けの新山響平（青森）が主導権を握り、レースをリード。最終2コーナーで寺崎浩平（福井）が踏み出すと、阿部将大（大分）も発進。もがき合う形になったが、ともに失速。他ラインが攻めることができないまま、番手から守澤が差し切った。

2車単は6番人気の5-1、2240円。3連単は39番人気の5-1-3、1万2200円と万車券決着に。

▶動画：守澤太志が差し切り3度目の別府記念を制した12R

別府記念は3度出場ですべて優勝。“100％の優勝率”となった守澤は、「自分でもビックリしています。昨日の展開で（新山響平を）抜けていないので、まさかでした。優勝は本当に久しぶりですし、嬉しく思う。（レースの組み立ては）前の方がいいと思った。深谷（知広）君が内に行ったのが見えて、理想的な展開だった。新山君も掛かっていたし、そう簡単に捲られる感じではなかった。上手くいけば（仕掛けてきた阿部将大たちも）止まるなと思った」とレースを振り返った。

ゴール後は、「（優勝が）久しぶりすぎて“あれ？”って思ったが（笑）、お客さんに応援してもらえて自然にガッツポーズが出た。直近は成績が下降気味だったので、ここで歯止めをかけて上昇させたい。また別府に来たときは精一杯頑張ります」とファンにメッセージを送った。