競輪コラム

日本選手権競輪はG1の最高権威! 歴史やルールを知ってより深く楽しもう

G1レースの最高峰といわれる日本選手権競輪。これまでの歴史や競輪ダービーならではのルールを知ると、もっとレースを楽しめることでしょう。競輪ダービーならではのユニークなルールもありますので、基本的な競輪の知識と合わせて、日本選手権競輪の独自の判定基準を知っておくと、さらに楽しさ倍増します。

今回は、日本選手権競輪に関するポイントをさまざまな角度からまとめてご紹介します。
ぜひ基本的な情報や独自の判定基準を抑えて、日本選手権競輪を味わいましょう。

日本選手権競輪の基本情報

正式名称「日本選手権競輪」とは、よくファンの間で「競輪ダービー」と呼ばれているG1レースのことです。

例年、4月下旬~5月上旬にかけての6日間で開催されています。毎年、開催される競輪場は持ち回りです。2020年は静岡(2020年5月10日、新型コロナウィルスの影響により中止)、2019年は松戸(2019年5月5日開催)、2018年は5月6日に平塚で開催されています。

競輪のG1レースは年間6レースが盛大に開催されていますが、とりわけ日本選手権競輪「競輪ダービー」は歴史も古くて競輪業界でも権威の高い大会です。しかも、賞金が高額なのが特徴。第6日の決勝レースにもなると1着5,910万円、2着2,903万円、3着1,986万円などと目を見張る金額が並んでいます。

日本選手権競輪の歴史

現在に続く日本選手権競輪の華々しい第1回は昭和24年6月3日~5日、6月10日~12日の計6日間、大阪の住之江競輪場で開催されました。この開始当初、競輪ダービーは「全国争覇競輪」という名称でスタートしました。そして春と秋の2回、西日本と東日本の競輪場を交代で開催場に設定しています。

当時は、「唯一の特別競輪」という役割から、多くの競輪ファンから期待が寄せられる一大レースだったのです。現在のように年に1回の開催に落ち着いたのは第8回、昭和28年11月の大阪中央競輪場でのレースからです。また、昭和31年11月に開催された第11回(開催会場:後楽園競輪場)から数回先まで後楽園競輪場が毎年使われるようになります。

後楽園競輪場を開催会場に固定してからの大会は、毎回大盛況となり、昭和35年11月開催の第15回の入場者数が6日間で約23万人に上りました。この時は警察当局から警備上の問題があると警告されるほどで、なんと翌年の第16回は中止に追い込まれます。その2年後、昭和38年3月に幻の第16回が一宮競輪場で開催されました。

スタート以来、「全国争覇競輪」として広まった競輪ダービー。現在の名称「日本選手権競輪」に変更されたのは昭和39年の後楽園競輪場で開催された第17回大会からとなります。

その後、数回は後楽園競輪場での開催が慣例となりますが、昭和45年2月開催の第23回では全国の競輪場を順々に利用する現在の開催スタイルとなりました。

競輪ダービーの出場選手の選考方法も、数年単位で改変されてきました。第27回、昭和49年2月の西武園競輪場大会からは、事前に選手選考委員会で135名の選手を選定。3回戦のトライアルレースを経て特別選抜予選の出場選手27名を決定していました。これは全国から選抜選手を集めて実力を十分に戦わせる狙いがあったのです。

第29回、昭和51年3月の千葉競輪場大会~第48回、平成7年3月の松戸競輪場大会までは、選考委員会が選考した全選定選手がトライアルレースに参加。その結果で選抜選手を決定していました。その後、大きな変化があったのは第49回、平成8年3月、千葉競輪場大会のことです。

年間の平均競走得点の上位選手から順番に選抜するようになります。また、第55回、平成14年3月の立川競輪場大会では第38回以来、敗者復活戦が17年ぶりに復活。ダイナミックの競争が起きやすくなりました。最近では、第57回、平成16年3月の静岡競輪場より、賞金獲得額上位者から選手を選考するようになるなど、時代の移り変わりとともに選考スタイルも大きく変化しています。

日本選手権競輪は勝ち上がり形式

現在、日本選手権競輪は第1日~第6日まで、毎日11レースが開催されています。

1次予選や特別選抜予選は第1日~第2日に、一般予選や2次予選は第2日~第5日にかけて、準決勝は第5日、そして決勝や順位決定戦が最終日の第6日に開催。このように、勝ち上がり形式で実施されています。

出場選手のなかには途中帰郷(お帰り)させられる選手がいる

日本選手権競輪の特徴は、招集される選手が多いことです。しかし、1日あたりのレースは11レースと決まっているため、レースに参加できない選手も出てきます。そのため、日本選手権競輪の場合、最大63名の選手が途中帰郷(お帰りと呼ばれる)させられるケースも。

ちなみに、日本選手権競輪ではお帰り選手の独特の利用法があります。ケガや病気によって出場選手の欠場が相次いだ場合、補充選手でも人数が間に合わないとお帰り選手が代走するケースがあるのです。競輪ダービーに限ったユニークな運用といえるでしょう。

過去の日本選手権競輪の結果

2016年の開催場所・優勝者
静岡:中川誠一郎選手

中川誠一郎選手 画像

2017年の開催場所・優勝者
京王閣:三谷竜生選手

三谷竜生選手 画像

2018年の開催場所・優勝者
平塚:三谷竜生選手

2019年の開催場所・優勝者
松戸:脇本雄太選手

2020年の日本選手権競輪は中止

新型コロナウィルス感染拡大の影響によって、5月5日(火)~10日(日)に開催されるはずだった2020年度の静岡大会は開催中止になりました。

2021年度の競輪ダービーの開催日程は、2020年7月時点で2021年5月4日(火・祝)~9日(日)、京王閣競輪場を予定しています。

日本選手権競輪と同時期に「ガールズケイリンコレクション」も開催

ガールズケイリンコレクションとは、女性競輪選手のガールズケイリン選手総勢42名で出場7枠を争うビッグレースです。

ガールズケイリンコレクションとは?

2020年の場合、開催日程は、以下のとおりです。

福井ステージ:2020年3月
静岡ステージ:2020年5月
名古屋ステージ:2020年8月

毎年、3回全国の競輪場で開催されています。

ガールズケイリン選手の選抜方法も、年間3回の開催月ごとに異なります。3月開催のステージでは、平均競走得点の上位者から運営調整部会がとくに認めた選手を選抜し、5月開催のステージでは、トライアルレースの優先順位から上位者各2名、計6名を選抜します。

残る1名は決勝の上位者、かつ選考期間における平均競走得点上位者の順の組み合わせによって選抜します。また、8月開催のステージでは、ファン投票の得票数の上位者から選抜されます。

しかし残念ながら、新型コロナウィルスの影響で、5月の静岡開催は中止になりました。しかし、2020年6月23日時点で、9月21日(月)の第36回共同通信杯の最終日に伊東温泉競輪場での開催すること決定しています。

ガールズケイリンには独自のルールがある

男子競輪では当たり前の「ライン」という戦略は、ガールズケイリンにはありません。つまり、発車するとゴールまで個人単位ですべての選手をライバルに戦っていく必要があります。

男子競輪では、出走数は最大9名ですが、ガールズケイリンは7名固定なので、より当てやすいという魅力があります。

このほか、ガールズケイリンは国際ルールにならって、スポーツ的な要素を多く取り入れた判定基準を採用しています。男子競輪よりも厳しいルールで運用されているので、失格になりやすいといった特徴があります。たとえば、先頭員への差し込み禁止、誘導退避は固定、ほかの選手の妨害禁止などは、ガールズケイリンならではのルールです。

参考:美人&かわいい競輪選手16人を紹介【最新】ガールズケイリンで活躍しているのは?

日本選手権を見るなら競輪のルールを理解して楽しもう!

国内最大級のG1レース、日本選手権競輪は選手にとってもファンにとっても重要な一大レースです。ぜひ、競輪ダービーをもっと面白くするために、競輪のルールをおさらいしてみてください。

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参考

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