競輪コラム

【EXデータで展開予想!】競輪祭5日目 11月22日(日) 10R~12R

【EXデータで展開予想! 競輪祭5日目 11月22日(日)10R~12R】

深谷知広の気っ風が良い打鐘から一気の先行。ラインで絶対に勝つという気持ちの入った清水裕友の踏み込み。絶対に前は譲らない気迫あふれる松井宏佑の徹底先行に、買ってくれたファンのためかプライドか、失格をも辞さない粘りの松浦悠士。

これぞ“競輪”というレースを見せてくれた予選最終日が終わり、決勝まであとひとつの5日目準決勝である。まずはダイヤモンドレースを制した郡司浩平が登場する第10Rから。

第10R予想

4日目のダイヤモンドレース同様のラインとなった②郡司浩平と⑨和田健太郎の好連係が一番人気に推されるだろうか、それとも⑤深谷知広の脚力か。

並び予想はコチラ。
<朝日新聞社杯 競輪祭5日目 11月22日(日)10R 出走表 並び予想画像:⑤⑦・②⑨・①⑧・④③⑥>

『EXデータ』「かまし成功率」「つっぱり成功率」にある仕掛け回数を見比べれば判る通り、④新山響平が先に動いてインを切る。昨日、長めに踏み切った⑧稲垣裕之が自力かと思いきや、①東口善朋に前を任せた①⑧のラインが続く。⑤深谷は昨日と同様に打鐘から一気にかまして行くだろう。負けじと突っ張る④新山。

「対戦成績」は1対1の五分。『EXデータ』「ライン先頭の成績」を見ると④新山の3連対率が50%(30/60)に対して⑤深谷は81%(25/31)で、⑤深谷に軍配も今節の走りを見る限り、④新山も侮れないため、バチバチにやり合うのは必至。そこで展開の向いた②郡司が最終バックで一気に捲り切っての勝利というのが最もオーソドックスな展開予想だろう。この展開ならば差し目はいらず。⑨和田の後ろに①東口が付いて、最後に⑧稲垣の追い込み3着が本線。④⑤の番手残り目、タテ脚のある⑥宿口陽一の3番手から発進して3着残り目も入れて。

②-⑨-①③⑥⑧⑨の5点

穴目としては⑤深谷があっさり④新山の前に出切ってしまったとき。
④新山と②の捲り合戦ならば②に軍配が上がるだろう。あとは深谷に届くか、届かないかは五分と見て。

⑤-②⑦⑨-①②③⑥⑦⑧⑨②-⑤⑨-①③⑤⑥⑦⑧⑨の30点と広く買って大穴狙い。

第11R予想

3個ある準決で最も難解なのが第11Rであろう。

まずは並び予想から。
<朝日新聞社杯 競輪祭5日目 11月22日(日)11R 出走表並び予想画像 ①⑤・②⑧・⑨⑥・⑦③④>

パッと見でハナを切るのは⑨松井宏佑……と言いたいところだが、『EXデータ』「かまし成功率」「つっぱり成功率」と見ると⑨松井がかまし90%(10/11)、つっぱり50%(1/2)に対して、⑦長島大介もかまし90%(9/10)、つっぱり50%(1/2)と完全に五分。

「ラインの先頭の成績」も⑦長島が3連対率59%(23/56)に対して⑨松井は53%(19/40)と、こちらもほぼ互角。S獲りで後団になったほうが先に動いたのをさらにかましに行って、つっぱってとやり合いそうだが、⑦長島の後ろに付けるのは、恐らく今の競輪界で最も位置取りが上手い③平原康多。⑨松井の後ろにすぐ付けて回れと指示が飛ぶと予想される。

とはいえ、①松浦悠士も②浅井康太も中団を獲りたい気持ちは同じだし、2人とも巧者となれば、打鐘でどうなっているか予想するのは困難を極める。間違いないのは⑨⑥のラインが先頭にいるだろうということ。

最終2コーナーから捲りに行くのは①松浦か②浅井か番手発進の③平原か。今節調子がいまいちの③平原としては先に仕掛けるしかないと考えれば、③④が出て、その上を①⑤か、②⑧がさらに行ってのどちらか頭の決着になると予想。

①-②⑤⑧-②③④⑤⑧、②-①⑤⑧-①③④⑤⑧の24点で。どちらかというと①に分があり。

第12R予想

獲得賞金ランキング9位の山田英明と10位の新田祐大が相見える最終12R。

並び予想はコチラ。
<朝日新聞社杯 競輪祭5日目 11月22日(日)12R 出走表 並び予想 ②⑦・①⑤・⑧・③④・⑨⑥>

『EXデータ』「かまし成功率」「つっぱり成功率」を見ればお判りの通り、先行意欲が高い⑨岩本俊介がまずは動いてくるだろう。昨日、動き出し、位置取りを逃していた③古性優作が付いていったところを、②新田はあっさり出させるだろう。

近況は先行意欲が見られた②新田だったが、昨日も前を走る新山響平のかましに乗らず、あっさり引いて後団に構えたことから、今節は捲り一本に絞っていると見る。それで届いてくるのだから、絶好調なのだろう。S獲って捲って圧勝ばかりだった、無双状態の新田を思い出す出来。

しかし昨日、清水裕友の先行で勝たせてもらった①山田としては、あっさりとやられるわけにはいかない。③古性に負けじと⑨⑥の後ろを獲って、早めに踏み出し、悠々自適に後ろで構えているであろう②新田との距離を空けるべく、一気の先行に打って出るという戦法が考えられる。

そうすれば「ラインの先頭の成績」にある①山田1着率45%(25/55)、②新田35%(6/17)通りの結果も見えてくるだろう。

①-②⑤-総流し14点。

②新田が捲り切ったときは「ちぎられ率」1%(1/69)の⑦和田圭も付ききる可能性も踏まえて
②-①⑤⑦-総流しの21点を加えた、全35点で勝負。


<参考リンク>
今年最後のG1!「競輪王」の称号は誰の手に!! 第62回『朝日新聞社杯 競輪祭』
【新機能】出走表がさらに充実!EXデータ
【徹底解説】WINTICKET EXデータの予想への役立て方


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ウィンチケット編集部
WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。

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