競輪コラム

小倉競輪の歴史と特徴を徹底深堀! 相性が良い!?選手を大特集! 

11月18日(水)から23日(月・祝)までの6日間、小倉競輪場にて第62回『朝日新聞社杯 競輪祭』が開催されます。

本来であれば年に6回開催されるG1レース。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月の『日本選手権競輪』が中止になってしまい年5回になりましたが、そのトリを飾るのが『競輪祭』です。

優勝賞金1億円の一発レースである『KEIRINグランプリ2020』への出場権をかけた最終最後の戦い。
優勝すれば問答無用で出場確定。
勝てなかったとしても、ひとつでも上の着を獲って、1円でも多くの賞金を稼ぐことでグランプリ出場に近づくとなれば、選手たちはなりふり構わずがむしゃらにペダルを踏んでくるでしょう。

競輪界を代表するトップ選手たちが遮二無二死闘を繰り広げる祭り、それが『競輪祭』なのです。

競輪祭の歴史は小倉競輪とともにあり?

小倉競輪

始まりは1951年(昭和26年)の11月21日からの6日間で開催された『全国競輪祭』でした。競輪発祥3周年を記念したものだったのですが、その3年前の1948年(昭和23年)11月20日に日本で初めて競輪が開催された小倉競輪場が会場となりました。

それからずっと『競輪祭』は小倉競輪場で開催され、62回目となる今年も小倉競輪場が祭りの舞台となります。

日本で最初に競輪が開催された小倉競輪場は、日本で最初にできた競輪場。1998年(平成10年)には新たに誕生した『北九州メディアドーム』と一体施設となりました。

小倉競輪の特徴と、相性が良い選手について

小倉競輪上バンク

『北九州メディアドーム』は前橋競輪場と一体施設である『グリーンドーム前橋』に次いで日本で2番目に作られたドームバンクです。前橋が335メートルの短走路なのに対して、こちらは400メートル。この距離で屋根付きの自転車走路としては世界最大規模を誇ります(世界の大半は250メートルバンクです)。

バンクの形状は「走りやすさ」をテーマに全国の競輪場データから最も良い組み合わせを選び出して作られました。
カントがきつく、ドームなので無風で軽い。選手の間でも高評価のバンクです。
軽いので400バンクにしては早めの仕掛けでも逃げ切りやすいが特徴。
ただしカントが立っているので、3コーナーを上手く登れる選手なら捲りも決まりますし、直線で外へ膨れずに内を締めて回れれば追い込み、差しも決まりやすい。
逃げ、捲り、差しが同等に決まるバンクといえます。

相性がいい!? 選手は?

平原康多選手

特徴をよく知っていて、位置取りが上手く、仕掛けどころが的確な自在選手にとっては得意なバンクといえるでしょう。

2014年(平成26年)から3年連続で武田豊樹選手とワンツーフィニッシュを決めている平原康多選手などは相性抜群です。

例えば2015年(平成27年)、打鐘から始まったライン同士のせめぎ合いを制して逃げ出たのが平原-武田ライン。ゴール前で2人マッチレースとなり、武田豊樹選手がわずかに差し切って優勝しました。

2016年(平成28年)は新山響平選手と深谷知広選手が叩き合いしているところを稲垣裕之選手が捲り、さらに後ろへ付けていた平原-武田ラインが直線で追い込んでワンツーを決めています。

力任せじゃダメかというと、そんなことはないと思い知らされたのが2017年(平成29年)。新田祐大選手が最終バックから一気に捲りきって優勝しています。

6日制が20年ぶりに復活して、初のナイター開催となった2018年(平成30年)は中近ライン3番手から浅井康太選手が直線で追い込み、ゴール線を突き抜けました。

昨年は赤板ホームから動いた吉田拓矢選手の番手にいた平原康多選手を、誘導の後ろで正攻法に構えていた清水裕友選手が捌ききって番手を奪取。そこから番手捲りして直線へ出たところを最後は松浦悠士選手が差して「競輪王」になったのです。

この5年だけ見ても、逃げ、差し、捲りと様々な決まり手となっている『競輪祭』。予想は難しいけど、それが楽しい小倉の夜祭りを今年も6日間、マスコットキャラの「かねりん」と一緒に、存分に楽しみましょう。

また最初の3日間、並行開催される『ガールズグランプリトライアル』も『ガールズグランプリ』出場権をかけた熱いバトルになるので、こちらも是非とも存分に楽しみましょう!

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