競輪コラム

優勝賞金1億円超え!グランプリ賞金の使い道とは!?

12月30日(木)に静岡競輪場で開催される第37回『KEIRINグランプリ2021(GP)』。優勝賞金は、本賞金のみで初めて1億円突破の「1億330万円」になる……とはいえ、副賞と合わせて1億円超えになってからは久しく。いつから1億円を超えたのか、歴史を紐解いていこう。

1985年(昭和60年)の第1回大会での賞金は1,000万円であったが、その後は少しずつ増えていき、2004年(平成16年)の第20回大会では副賞と合わせて1億円になった。この金額はボートレースの賞金王決定戦(グランプリ)と共に1レースで選手がもらえる優勝賞金額としては世界最高であるとして、ギネス世界記録に認定されている。

2014年(平成26年)の第30回大会では、さらに増額されて1億170万円に。2015年(平成27年)の第31回から第34回大会では10万円減額の1億160万円。これが第35回と第36回大会では1億340万円に上がった。これらはいずれも副賞込みの金額であったが、今年初めて本賞金のみで1億円を突破したのである。副賞と合わせれば過去最高額になるだろう。

この1億円を超えるといった、宝くじに当選するレベルの大金を選手は何につかっているのだろうか。

昨年のGPで優勝した和田健太郎選手はその使い道について聞かれると「家のローンが残っているので……」と極めて現実的な使い道をコメントしていた。

一昨年の佐藤慎太郎選手は「日本は税金が高いんで……あんまり高いものは買っていないです」と、こちらも至って現実的。ちなみにGPが終わった日の午後6時に税理士から電話があり、翌年の税金の話をされたというのだから、これはテンションが下がっても仕方なし。

2018年(平成30年)に優勝した三谷竜生選手はインタビューで「物欲がないので(賞金の使い道は)決めていない」とのコメント。他に何か景気の良い話がないかと調べたところ、2013年(平成25年)に優勝した金子貴志選手が「車を買いたい」と答えていた。こういった高級外車にパーッとつかうといった話を求めてしまうのは、いささか下品だろうか。

競輪の賞金で高級外車を買ったという話でいえば、山口拳矢選手。昨年、ロールスロイスを購入している。ちなみに今年9月の『共同通信社杯(G2)』で優勝した際には「ロールスロイスは近くへ行くのに不便過ぎるので、原付が欲しいですね」なんて言っていたが、補欠から繰り上げでGPに出場して優勝したら何を買いたいのか聞いてみたいものである。

一方、12月29日(水)開催の『ヤンググランプリ2021』に出場して優勝した場合の本賞金は344万円で、副賞と合わせて500万円程度。これだと高級外車は厳しいが、実質2回しか出られないヤングGPは金額よりも名誉が重要だ。

話は逸れるが、賞金の使い道が面白いといえば近藤龍徳選手。過去には2,000万円する『フェラーリ カリフォルニア』を買ったり、歯にダイヤモンドを埋め込んでいる。今年5月に『日本選手権(G1)』で優勝した松浦悠士選手は「とりあえず、スイーツをたらふく食いたいです」とコメント。これはちょっと方向性が違うか……。

ガールズにも破天荒な選手はいて、その代表格が女王・児玉碧衣選手だ。今年、出演したTVのバラエティー番組にて「名誉よりお金です」と公言し、1,600万円くらいする『レクサスLC』を購入したことを明かした。また、携帯ゲームの“ガチャ”で1日120万円課金したことも告白している。

今年3月の『ガールズコレクション』優勝時には賞金を「購入した美顔器の支払いに充てる」とし、8月のガルコレ優勝時には「ダイヤが散りばめられている高級時計を買いたい」と話していたが、税金の支払いがあるので泣く泣く断念したとかしないとか。昨年末の『ガールズグランプリ2020』直前の記者会見では「クレジットカードが止められている」とコメントしていて、まるで昭和の映画スターのごとき、派手な金のつかいっぷりである。

ちなみに昨年のガールズGP直前、各選手に聞いた「賞金の使い道」は以下の通り。「練習仲間のみんなにごはんをご馳走したい」(高木真備選手)。「勝ってから考えます……本当はあるけど、今は言いたくない」(石井貴子選手)。「インプラントにするのと、母に車を買ってあげます」(梅川風子選手)。「京王閣のウェイト場に筋トレ器具を入れるのと、また寄付をしたい」(石井寛子選手)。「愛犬のボンバちゃん用のベッドと高級シャンプーを買う」(鈴木美教選手)。

こう見るとガールズのほうが、ある意味、堅実な使い道をちゃんと考えているように見える。結果、児玉選手のクレジットカード支払いにつかわれたわけだが(笑)。過去には、2012年(平成24年)初代女王となった小林莉子選手は「今まで振り回してきた家族と沖縄旅行へ」行き、2015年(平成27年)優勝の小林優香選手は「金額の大きさにビビり、アイスしか買えなかった」という。今年も副賞を合わせて1,000万円を超える賞金。果たしてどのように使われるのだろうか。

例えば2019年(令和元年)に日本選手権で優勝した脇本雄太選手は「何か競技に向けてプラスになることがあれば、そこに賞金を使いたい」と答えている。実際、レースで得られる賞金を自転車や道具、練習器具につかう選手は多い。競輪で強くなりたい、そのために賞金を投資するという気持ちは尊重するが、GPの1億円という大金はパーッとつかって欲しいと思ってしまうのは、ちょっと下世話だろうか……。

ウィンチケット編集部
WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。

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