競輪コラム

KEIRINグランプリ2020 大会展望・注目選手

今年の競輪界ベスト9が優勝賞金1億円をかけて激突!「KEIRINグランプリ2020」@平塚競輪場

2020年の最後を締めくくるグランプリファイナル「KEIRINグランプリ2020」がいよいよ開催される。

今年おこなわれたG1レース優勝者と獲得賞金上位者を合わせた9名、すなわち今年の競輪界ベスト9が一堂に会して争う一発勝負の最高峰レース。競輪選手約2,200名の頂点に立ったものに手渡される優勝賞金は約1億円(副賞含む)になる。

1958年に立川競輪場で幕を開けてから数えて36回目となる「KEIRINグランプリ2020」は平塚競輪場にて12月30日(水)に開催。

今年のキャッチフレーズは「ヒトは、強い。」

いろいろあった2020年。公営競技で唯一、人力で勝負する競輪という競技を通じて、“ウイルスなんかに負けないヒトの強さ”を魅せてくれ! 最強の競輪選手たちよ!!

前夜祭にて平原康多脇本雄太の番手を主張!
四分戦の戦いを制してゴールを駆け抜けるのは誰だ!!

グランプリの車番は施行者が独自の方法で決定して発表をおこなっているが、今年は12月4日(金)から6日(日)の平塚競輪場本場開催のレース間に発表されるという粋な計らいがなされた。

その車番順に「KEIRINグランプリ2020」出場予定選手を紹介していこう。

①番車:郡司浩平選手(神奈川・99期・30歳)

郡司浩平(SS・神奈川県・99期)

11月の競輪祭決勝、松井宏佑選手の先行に乗っての番手捲りで念願のG1初制覇を達成。“無冠の大器”を卒業した「競輪王」が地元・平塚でのグランプリで頂点を目指す。

グランプリは昨年から2年連続の2回目。獲得賞金ランキングは3位(9,033万円)。

3年前の平塚グランプリは獲得賞金ランキング10位の次点で出場できず。地元開催の出場を逃した悔しさもあって、勝ちたい気持ちは9選手の中で一番強いであろう。

何度もワンツーを決めている南関勢の和田健太郎選手との連係を表明している郡司選手。勢い、意気込みともにナンバーワンだ。

②番車:脇本雄太選手(福井・94期・31歳)

 脇本雄太(SS・福井県・ 94期)

五輪延期ということもあって6月から競輪に復帰後、同月の高松宮記念杯を完全優勝。10月の寛仁親王牌も優勝して今年2つのG1を制し、今年の戦歴は24戦17勝で勝率約71%という圧倒的な力を見せつけてきた脇本選手が優勝候補筆頭であることに異論はあるまい。

グランプリは2018年から3年連続の3回目。獲得賞金ランキングは2位(約1億6万円)。

気がかりなのは11月の競輪祭での落車だが(全治1カ月の診断)、前夜祭では元気な姿を見せてくれた。近畿勢唯一の出場ということもあって単騎も予想されたが、平原康多選手がなんと番手を主張。2車でもラインができたことは好材料でしかない。

2つのG1で見せつけた逃げ切りで最後の頂に立つ!

③番車:松浦悠士選手(広島・98期・30歳)

松浦悠士

競輪祭ではまさかの失格で連続決勝進出は途切れたが、オールスターでG1、ウィナーズカップでG2を制してファイナルに乗り込んできた。

グランプリは2019年から2年連続の2回目。獲得賞金ランキングは2位の脇本選手に5,000万円以上の大差を付けての第1位(約1億5,034万円)だ。

清水裕友選手と「中国ゴールデンコンビ」として競輪界を盛り上げてきた松浦選手。今回のグランプリも清水選手と連係し、前で引っ張るとコメントしている。

ウィナーズカップもオールスターも捲りで勝ちきっただけに、ここの機を見て捲りに打って出ると予想。広島カープを愛するだけに3枠“赤”がラッキーカラーとなるのか。

④番車:和田健太郎選手(千葉・87機・39歳)

和田健太郎

デビュー18年目で初のグランプリ出場を果たした和田選手。今年はG1で3度の決勝進出をするなど、安定した走りを見せている。

獲得賞金ランキングは6位(約5,962万円)。
※競輪祭終了時は7位

並びは勝手知ったる郡司選手の番手を主張。抜群の連係で南関ワンツーを決める!

⑤番車:清水裕友選手(山口・105期・26歳)

清水裕友

2月の全日本選抜で優勝し、グランプリ一番乗りを果たした清水選手。7月のG2サマーナイトフェスティバルでも優勝している。

グランプリは2018年から3年連続の3回目。獲得賞金ランキングは5位(約7,561万円)。

今年の前半は調子が良かったのだが、オールスター以降は調子を一気に落とし、競輪祭も惨敗……。ただ、競輪祭の敗戦で逆に吹っ切れたと本人は話しており、松浦選手とのゴールデンコンビでのワンツーに期待したい。

⑥番車:守澤太志選手(秋田・96期・35歳)

守澤太志

これまでG3制覇一度だけという戦績ながら、ウィナーズカップ、オールスター、寛仁親王牌で決勝進出を果たしたこともあって最後の1枠に滑り込んだ伏兵。

グランプリは初出場。獲得賞金ランキングは9位(約4,959万円)。

基本、追込みタイプだが、タテ脚もあるオールラウンダー。ゴールまで諦めない姿勢が魅力の選手だ。新田祐大選手、佐藤慎太郎の後ろで北日本ラインを援護しつつ、最後の追込みで頂点を狙う!

⑦番車:平原康多選手(埼玉・87期・38歳)

平原康多

2月の全日本選抜で準優勝、3月のウィナーズカップで落車、6月の高松宮記念杯で決勝6着、9月の共同通信社杯で落車、11月の競輪祭で準優勝と波瀾万丈の2020年を過ごしてきた平原選手。結果的にファイナルに乗ってくる辺りは、さすが“赤パン”常連である。

グランプリは2013年から8年連続の11回目。獲得賞金ランキングは4位(約8,229万円)。

関東1人で単騎が予想されたが、まさかまさかの脇本選手番手主張。前夜祭記者会見で他選手がどよめくのも無理はない。「離れないようにがんばる」と本人は語っているが、競輪祭の走りを見ればその心配は無用だろう。

むしろ早めの仕掛けが予想される脇本選手の番手にしっかり付ききっての番手捲り、ないし追込みで初戴冠が見えてきた。

⑧番車:新田祐大選手(福島・90期・34歳)

新田祐大

今年は五輪内定の脇本選手と同様に高松宮記念杯からの競輪参戦。G1優勝は叶わなかったが、きっちりとファイナルに乗ってきた。

グランプリは2015年から6年連続の7回目。獲得賞金ランキングは8位(約5,045万円)。

競輪祭の準決勝では8番手から捲って上がり10秒9という数字を叩き出してる。さすがは自転車競技の全日本選手権1㎞タイムトライアルで優勝しただけある。瞬発力は現在の競輪界でナンバーワン。北日本勢を全員連れて行ければ、ライン独占もあり得るかもしれない。

⑨番車:佐藤慎太郎選手(福島・78期・44歳)

佐藤慎太郎

昨年の「KEIRINグランプリ2019」覇者。ディフェンディングチャンピオン。今年はG1タイトル獲得には至らなかったが、2月の全日本選抜、6月の高松宮記念杯、7月のサマーナイトフェスティバルで決勝進出を果たしている。

グランプリは昨年から2年連続の6回目。獲得賞金ランキングは7位(約5,706万円)。
※競輪祭終了時は6位

ツイッターで「紫は好きな色の一つだよ。ガハハ!」とおどけてみたり、前夜祭の記者会見で「連覇を狙うなんてまったく思っていません」と遠慮がちに言っていたが、唯一、3車で厚みのある北日本ラインの真ん中でキッチリ仕事した後に差してグランプリ最高齢優勝(現在の記録は山口幸二の43歳5カ月)を獲る気マンマンであろう。

※年齢は2020年12月30日のもの
※獲得賞金ランキングは2020年12月22日(火)現在


前夜祭でおこなわれた記者会見のコメントから想定されるラインをこのようになる。
①郡司-④和田
②脇本-⑦平原
③松浦-⑤清水
⑧新田-⑨佐藤-⑥守澤

四分戦。④清水が③松浦の前なら先行争いも予想されたが、この並びなら最初に仕掛けるのは②脇本になるはず。

今年獲ったG1のように赤板ホームからかまして一気に前へ出たところに③松浦が乗って、打鐘から①郡司が動き出し、最終2コーナーから⑧新田が発進……というのがオーソドックスな展開予想か。

グランプリなのでそう簡単にはいかないだろうが、単騎がいなくなったことで動きのパターンはある程度、考えやすくなっている。

こんなにも早く車番と並びがわかるのは「KEIRINグランプリ」だけ。
12月30日(水)の締め切りまで何度も何度も展開を予想できる醍醐味を存分に味わっていただきたい♪

ウィンチケット編集部
WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。

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