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【速報】『KEIRINグランプリ2020 前夜祭』レポート!

12月22日(火)、『KEIRINグランプリ2020』開催に先立ち、前夜祭がABEMAで独占放送された。

BEST RACER AWARD 速報レポート

前夜祭では今年新設された『BEST RACER AWARD 2020』の授賞式が行われ、各部門の初代受賞者が発表された。

受賞者は以下のとおり。

捲り部門:新田祐大(福島)

*新田祐大

決め手となったのはG1競輪祭の準決勝。
「本当に嬉しいです。自信はなくて、選ばれたら良いなと思っていました。すごく良いトロフィーです」と喜んだ。

差し部門:村上博幸(京都)

村上博幸

決め手となったのはG3松戸記念の初日特選。
村上のレースを会場で見ていた佐藤慎太郎は「追い込み選手のお手本のような走りですね」と絶賛した。

つっぱり部門:郡司浩平(神奈川)

郡司浩平

決め手はG2サマーナイトフェスティバルの準決勝。
「(賞を貰ったら今後は)つっぱり先行しかできなくなってしまいますね、逃げなきゃいけない雰囲気になってしまいますね(笑)。ただ隣のスタッフさんが白い手袋をし始めたので貰えるのかなと(笑)。(つっぱるのは)怖さもあるが、それ以上に逃げ切った時の嬉しさは普段とは違う味わいがあります」とつっぱりの魅力を語った。

かまし部門:脇本雄太(福井)

脇本雄太

決め手はG1寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントの決勝戦。「G1を獲った中でも、最高のレースが出来ていたと思っていたレースなので嬉しいです。全力を出し切った中での戦いだったが、疲れている中でもファンの声援が凄くて力になりました」とファンに感謝した。

「超ぶっちゃけいりん」 ガールズグランプリ編 速報レポート

授賞式後はABEMAの人気番組『ぶっちゃけいりん』のグランプリ特別版『超ぶっちゃけいりん』も開催。レジェンド選手の中野浩一がインタビュアーとなり、ガールズグランプリ&KEIRINグランプリ出場選手の本音に迫った(佐藤水菜は体調不良のため欠席)。

児玉碧衣(福岡)
<児玉碧衣>
「(調子は)昨年のほうが良いのかなと思います。(仕上がりは)80点ぐらい。でもあと1週間ぐらいあるので大丈夫です。(優勝賞金の)1000万円がどうしても欲しいので、自分の力を出し切るレースをします。1000万円の使い道は貯金。本当に今お金がなくて、クレジットカードも止まるし……(笑)。優勝できると(自分を)洗脳しています」

高木真備(東京)
<高木真備>
「スピード練習を増やしたらタイムが出るようになったので自信がつきました。去年よりは早めに仕掛けようと、動くレースが増えたと思います。先行した時はバックを取りたいなと思います。(ゲンを担いで)駐車場は1や11に車を入れています」

石井 貴子(千葉)
<石井 貴子>
「(会見で着ていた着物は)さっき脱ぎました。拘束時間が長いのでお気遣い頂きました。グランプリを獲りたいと思います。力を出し切るだけです。賞金は勝ってから考えます。ないものを考えてもしょうがないので。去年はゲンを担いで食べたくもないのにトンカツなどを食べたが勝てなかったので、今年は食べません(笑)」

梅川 風子(東京)
<梅川 風子>
「(伊豆での生活は)楽しいです。自然が最高です。こないだはホッキ貝を料理したり、楽しくやっています。集中力を大切にやっています。オフがないとやっていられないので。グランプリは優勝を狙っています。(戦法は)勝てれば何でもいい。賞金は母親の車を買います。絶対にゲンは担ぎません。担ぎ始めたらキリがないので」

石井 寛子(東京)
<石井 寛子>
「(前夜祭の衣装は)彼氏とデートに行く時の服装(というテーマ)みたいです。(走りは)パワーアップしています。優勝したら賞金で京王閣競輪場のトレーニングルームにレッグプレスの器具を入れたいです。ゲン担ぎは昼寝をすること。グランプリに限らないのですが、(寝ると)スッキリします」

鈴木美教(静岡)
<鈴木美教>

「(グランプリは)勝てるように出し切ることだけです。まくり追い込みが好きです。(児玉)碧衣ちゃんの番手が良いですね。賞金で愛犬のためにベッドと高級シャンプーを買ってあげたい。大型犬(ラブラドール・レトリバー)を飼っているので、お金がかかるので。ゲン担ぎは神頼みをする。そして愛犬に“ワン”と言ってもらう。愛犬にゲンを担いでもらおうと思っています(笑)」

また匿名で質問大会も。「この中で自分が一番モテると思う」という質問には1人だけ押す結果に。
押したのは鈴木だったが、「愛犬と競輪場の駐車場のおじさんにモテるんです。おじさんキラーなので」と回答。

「ぶっちゃけ優勝できると思う」という質問には、前夜祭に参加した6人全員が押す形に。鈴木は、「仕上がりも良いですし、気持ちは負けないぞと。しかも一番モテるので(笑)」とジョークを交えながら意気込みを語り、トークでは鈴木が先行する形になった。

「超ぶっちゃけいりん」 グランプリ編 速報レポート

ガールズ選手に続き、男子選手のぶっちゃけトークも。

郡司浩平(神奈川)
郡司浩平(SS・神奈川県・99期)

「3割り増しぐらい(気持ちが)入っている。(つっぱり部門で受賞したので)作戦を考え直さないと。自分で展開を作って、その中で仕掛けられれば。本当にタイミングやワンチャンスを逃さないようにしたい。優勝賞金で車を買いたい。車種は決めていないが、最近車をぶつけてしまったので、賞金が入ったら買い替えたい。一番警戒している選手は全員です」

脇本雄太(福井)
 脇本雄太(SS・福井県・ 94期)
「練習をやっていてもタイムも変わらないので大丈夫だと思います。タイム自体は(自信は)100点。ラインが出来たほうが頼もしいし、作戦の幅が広がる。単騎だと成績が悪いのでラインがあるほうが良いと思います。28、29日と(グランプリが)近づくにつれて(毎年)気持ちが高揚していく感じ。優勝賞金はオリンピックに向けての生活費に使いたい。腰の故障が多いので、治療器具などが高かったりするので。警戒しているのは新田さん」

松浦悠士(広島)
松浦悠士
「しっかり自力で動きたいなと思って、(前回の記念は)良いレースが出来た。(グランプリでは)何でもしていきたい。迷いなくしっかり攻めます。初めての時はそわそわした感じだったが、今年はそれがないのでしっかり走れると思う。優勝賞金は税金ですかね。(グランプリを)獲ったら税金が1億円ぐらいきそうなので……。来年はもっと稼ぎたいです。(佐藤)慎太郎さんにアドバイスを貰いたいと思います。警戒しているのは脇本さん」

和田健太郎(千葉)
和田健太郎
「(グランプリ出場は)あんまり実感がない。競輪界のトップ9人が集まる格式あるレースなので、その中に入れて嬉しいです。(インタビュアーの)中野(浩一)さんがもっと郡司(浩平)の作戦を聞いてくれたら良かったなと(笑)。優勝賞金はもろもろの支払い。自宅のローンとかあるので。一括で払えたらいいですね。警戒しているのは佐藤慎太郎さん」

清水裕友(山口)
清水裕友
「(ラインで松浦悠士の後ろは)緊張します。しっかりグランプリで力を出せるように頑張ります。優勝賞金は道場とガレージの支払いをします。今、作っているので。警戒しているのは脇本雄太さん」

守澤太志(秋田)
守澤太志

「(KEIRINグランプリは)楽しみです。すごい選手たちが走るレースだと思っていたので信じられない。走ってみるまで実感が沸かない。爪痕を残せるように何かしら頑張りたい。まずは(ラインを組む新田祐大と佐藤慎太郎に)ついていくこと。そこからですね。優勝賞金はロードレーサーと妻の鞄を買いたいです。これがあれば十分です。ロードレーサーは最上級のやつを買いたいですね。警戒しているのは新田くん」

平原康多(埼玉)
平原康多
「(脇本雄太と連携するのは)サプライズになりましたね。ずっと悩んでいました。それだけ(脇本は)魅力がある選手。ワッキーだったら賭けてもいいなと思いました。優勝賞金で車を買いたい。乗ったことがないので、フェラーリに乗れたら。警戒している人はいません」

新田祐大(福島)
新田祐大
「(8番車は)初めてです。(8番車で走った記憶は)覚えていないですね。(ユニフォームが)カラフルで良いんじゃないですか。出場権を得るまでの段階でヨーロッパ(4、6、8番車)かなと思っていた。優勝賞金は業務用のグリルと中華料理店のキッチンを買いたいですね。店の名前は“中野浩一”で(笑)。警戒しているのは全員」

佐藤慎太郎(福島)
佐藤慎太郎
「(差し部門を獲れなかったが)貰える時に貰えれば。(9番車は)違和感というよりは、スタートを本気で行かなくていいんだと思うとホッとしています。競輪を知らない人たちも多く見るレースだし、競輪関係者は全員見るのでプレッシャーも感じる。賞金は税金に残しておきます。(去年グランプリを制覇して)税金の怖さを知っているので。松浦、1億円とか甘いよ。もっとくるから(笑)。でも国民の義務ですから。警戒しているのは新田祐大と守澤太志のヘッド」


そしてガールズ選手同様に匿名投票も行った。

「今が一番コンディションが良い」という質問にイエスと答えたのは5人。

「ぶっちゃけ今回優勝できると思う」という質問には6人という結果に。

佐藤は「税金を納めるのが楽しみでしょうがない」と前年度の覇者らしい自信満々の発言を。
和田健太郎は「初出場なので、今回は(優勝は)ないかなと」。
守澤も「僕も初出場なので今回は……」と来年以降を見据えたコメントをしていた。

まとめ

新型コロナウイルスの感染防止の観点から、初のリモートでの開催となった前夜祭について、脇本雄太は「初めての形で戸惑いもありましたが、楽しかったです」と笑顔で語った。

女王決定戦『ガールズグランプリ2020』は12月28日(月)11レース(16時30分)
2020年のNo.1選手を決定する『KEIRINグランプリ』は12月30日(水)11レース(16時30分発走)、平塚競輪場で開催される。

ウィンチケット編集部
WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。

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