競輪コラム

競輪祭直前!グランプリ出場をかけた賞金ランキング争いを展望

年末12月30日(木)に開催される『KEIRINグランプリ2021(GP)』へ向けての最後の戦い、第63回『朝日新聞社杯 競輪祭(G1)』シリーズがいよいよ始まろうとしている。

11月18日(木)から23日(火・祝)の6日間、小倉競輪場にてナイター開催される競輪祭の見どころは、今年最後のG1優勝をかけた戦い以外にもうひとつある。それが「賞金ランキング」だ。

ここでGPの選考基準についておさらいしよう。

参加選手数は9名(補欠1名)。選考期間は今年1月から11月(競輪祭最終日)で、GP開催時にS級在籍者の中から、以下に該当する選手が選ばれる。

①G1優勝者
②東京オリンピック自転車競技トラック個人種目メダル獲得者
③選考委が特に認めた選手(競輪祭開催以前に決定)
④選考用賞金獲得額上位者(同額の場合は1月から10月開催までの平均得点上位者)

①の該当者は競輪祭開催までに5名決まっている。2月の『全日本選抜(G1)』で優勝した郡司浩平選手(SS・神奈川・99期)、5月の『日本選手権(G1)』で優勝した松浦悠士選手(SS・広島・98期)、6月の『高松宮記念杯(G1)』で優勝した宿口陽一選手(S1・埼玉・91期)、8月の『オールスター(G1)』で優勝した古性優作選手(S1・大阪・100期)、10月の『寛仁親王牌(G1)』で優勝した平原康多選手(SS・埼玉・87期)だ。

②と③に関しては該当者なし。ということは、上述の5名を除いた残り4枠は、G1の競輪祭で優勝して①に該当するか、④の選考用賞金獲得額上位者になるしかない。

すなわち競輪祭シリーズでは「賞金ランキング」上位を目指す激しいバトルが連日くり広げられるのである。

ここで競輪祭シリーズの獲得賞金額を見てみよう。

競輪祭シリーズの獲得賞金額

選手は全員一次予選を2回戦う。両方とも1着であれば337,000円×2=674,000円獲得と同時にダイヤモンドレースへ進出となり、ここでも1着ならば943,000円獲得。準決も1着なら、さらに673,000円獲得。そして決勝だが、優勝すればGP出場となるので2着だった場合の賞金を見ると17,960,000円。これらをすべて合計すると、優勝できなくても最大で20,250,000円獲得できる。

つまりランキングを争う相手が完全に欠場して賞金上乗せがなくなってしまったとしたら、最大で2025万円の差を埋められるのだ。これを加味して、賞金でのGP出場の可能性がある選手までのランキングを見てみよう。

〈獲得賞金ランキング〉 11月15日現在 ◎はG1優勝でGP出場当確者
1位 ◎松浦悠士選手 SS・広島・98期 156,734,000円
2位 ◎郡司浩平選手 SS・神奈川・99期 107,549,200円
3位 ◎平原康多選手 SS・埼玉・87期 100,836,400円
4位 ◎古性優作選手 S1・大阪・100期 95,540,000円
5位 清水裕友選手 SS・山口・105期 81,718,000円
6位 守澤太志選手 SS・秋田・96期 75,131,000円
7位 佐藤慎太郎選手 SS・福島・78期 74,654,000円
8位 山口拳矢選手 S2・岐阜・117期 61,547,000円
9位 ◎宿口陽一選手 S1・埼玉・91期 58,956,000円
10位 浅井康太選手 S1・三重・90期 53,538,000円
11位 吉田拓矢選手 S1・茨城・107期 52,703,000円
12位 諸橋愛選手 S1・新潟・79期 42,755,200円

宿口選手はG1優勝で当確しているので、現在9枠目にいるのは山口選手。この獲得賞金額61,547,000円から20,250,000円を引いた、41,297,000円以下の選手、つまり……

13位 和田健太郎選手 SS・千葉・87期 40,396,200円

以下の選手は賞金ランキングでのGP出場は叶わないということになる。逆にランキング外から競輪祭優勝者が出た場合、残り3枠の下となる山口選手の獲得賞金額61,547,000円に20,250,000円を足した81,797,000円を超えている選手は現状でGP出場当確となるのだが、清水選手が惜しくも届いていない。よって賞金ランキングでGP出場権を獲得する可能性のある選手は……

・清水裕友選手
・守澤太志選手
・佐藤慎太郎選手
・山口拳矢選手
・浅井康太選手
・吉田拓矢選手
・諸橋愛選手

の7名。

一方、競輪祭シリーズの初日から3日目まででおこなわれる『ガールズグランプリトライアルレース(GGPTR)』も12月29日(水)の『ガールズグランプリ(GGP)』出場をかけた戦いとなる。

GGPの参加選手数は7名(補欠1名)。選考期間は今年1月から11月(GGPTR最終日)で、1月から10月までの最低出走回数40出走の選手の中から、以下に該当する者が選ばれる。

①東京オリンピック自転車競技トラック個人種目メダル獲得者
②GGPTR優勝者
③運営調整部会が特に認めた選手
④選考用賞金獲得額上位者

①の該当者はなく、③の該当者はまだ発表されていないため、②のGGPTRで優勝する2名になるか、④の選考用賞金獲得額上位者を目指すこととなる。

ここでGGPTRの獲得賞金額を見てみよう。

GGPTRの獲得賞金額

第1日予選、第2日予選ともに1着なら85,000円。決勝で優勝すればGGP出場となるので、2着だった場合の賞金は500,000円。すべて合計すると、優勝しなくても最大で670,000円獲得できる。

男子と同様にランキングを争う相手が完全に欠場して賞金上乗せがなくなってしまったとしたら、最大で67万円の差を埋められる。これを加味して、賞金でのGGP出場の可能性がある選手までのランキングを見てみよう。

〈ガールズ獲得賞金ランキング〉 11月15日現在
1位 石井寛子選手 東京・104期 19,309,000円
2位 児玉碧衣選手 福岡・108期 18,605,000円
3位 小林莉子選手 東京・102期 15,470,000円
4位 坂口楓華選手 京都・112期 15,013,400円
5位 高木真備選手 東京・106期 14,933,000円
6位 尾方真生選手 福岡・118期 14,929,300円
7位 鈴木美教選手 静岡・112期 13,916,400円

現在7枠目にいる鈴木選手の獲得賞金額13,916,400円から670,000円を引いた、13,246,400円以下の選手、つまり……

8位 山原さくら選手 高知・104期 12,452,000円

以下の選手は賞金ランキングでのGGP出場は叶わないということになる。逆にランキング外からGGPTR優勝者が2名出た場合、残り5枠の下となる尾方選手の獲得賞金額14,929,300円に670,000円を足した15,599,300円を超えている選手は現状でGGP出場当確となるため、石井選手と児玉選手は確定。残りの……

・小林莉子選手
・坂口楓華選手
・高木真備選手
・尾方真生選手
・鈴木美教選手

が賞金ランキングでのGGP出場の可能性がある選手だ。

優勝だけでなく、賞金ランキング上位を目指す意味でも連日激戦が期待される競輪祭シリーズを大いに楽しみましょう♪

ウィンチケット編集部
WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。

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