競輪コラム

高松宮記念杯競輪(G1)大会展望・注目選手

東日本地区と西日本地区の対抗戦にS級S班9選手が揃い踏み!!

第71回『高松宮記念杯競輪(G1)』@和歌山競輪場

滋賀県大津市にある近江神宮の外苑に大津びわこ競輪場を開設することとなった際、神宮と縁のある高松宮宣仁親王に賜杯を下賜されることとなって名付けられた『高松宮同妃賜杯競輪』。

第1回は大津びわこ競輪場開設記念として1950年(昭和25年)に開催された。女子競輪がなくなった1964年(昭和39年)からは『高松宮賜杯競輪』となり、1973年(昭和48年)からは『高松宮競輪』と改称。1998年(平成10年)からは『高松宮記念杯競輪』とさらに名は変わったが、ファンや選手、関係者は昔から親しみを込めてこう呼ぶ。

「宮杯(みやはい)」

5月に開催予定だった「ダービー」こと『日本選手権競輪』が新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開催中止となってしまったために高松宮記念杯の開催も心配されていたが、競輪のG1としては初めての無観客ながら開催されることとなった。2月に開催された『全日本選抜競輪』以来のG1大会である。

2010年(平成22年)に大津びわこ競輪場が廃止されるまで、高松宮記念杯は同競輪場で開催され続けていた。2011年からは同じ近畿地区の岸和田競輪場でおこなわれることが多かったのだが、今年は場内改修工事をおこなっていることもあって和歌山競輪場での開催となったのである。

ちなみに和歌山競輪場でG1が開催されるのは初めてのこと。
今年第71回目を迎える伝統の高松宮記念杯は6月18日(木)から21日(日)までの4日間、開催される。

新田祐大率いる東日本と脇本雄太率いる西日本優勝するのはどちらの地区の選手だ!!

1973年(昭和48年)の第24回大会以降、高松宮記念杯は東西対抗戦の形式をとっている。歴史の過程で東西混合戦になっていた時期もあるが、2017年(平成29年)からは東西の選手が決勝まで対戦しない形に戻し、2018年(平成30年)からは初日に行われていた青龍賞(東)と白虎賞(西)を2日目の特選レースに変更。準決勝も東西各2個レースにして、東西各地区を勝ち上がっていく形を色濃くした概定番組となっている。

さて、あっせんされる選手はというと……競輪ファンならご存知。新型コロナウイルス感染拡大の観点から、選手の移動を最小限に抑制するため、6月の選手あっせんは地区内と決まっていた。

高松宮記念杯もそれに準ずるのか?……否!

高松宮記念杯は今まで通り、東日本地区として北日本、関東、南関東に在籍する選手、西日本地区として中部、近畿、中四国、九州に在籍する選手が全国から万遍なくあっせんされる。

しかも、なんと今回は久しぶりのG1出場となるナショナルチームの新田祐大選手(福島90期)と脇本雄太選手(福井94期)も出場するため、昨年末の『KEIRINグランプリ2019』以来となるS級S班9選手勢揃い! さらに深谷知広選手(愛知96期)や河端朋之選手(岡山95期)などなど、名だたる選手が揃って出場予定となっていて、競輪ファンなら絶対に見逃せない大会であろう。

初日メインとなるのは東日本と西日本の特別選抜予選で、それぞれ4着までに入らないと2日目の青龍賞と白虎賞に勝ち上がれないことから、いきなりハイレベルの真剣勝負が見られるはずだ。

東日本の初日特別選抜予選は北日本が2名、関東が4名、南関東が3名。

高松宮記念杯参加の東日本競輪選手

北日本は新田祐大選手-佐藤慎太郎選手(福島78期)の福島コンビ。関東は鈴木竜士選手(東京107期)-平原康多選手(埼玉87期)-諸橋愛選手(新潟79期)の3車が連係して、木暮安由選手(群馬92期)は単騎に構えるはず。南関東はナショナルチームの若手である松井宏佑選手(神奈川113期)-郡司浩平選手(神奈川99期)-和田健太郎(千葉87期)の並びとなり、三分戦予想。

最初に動くのは松井宏佑選手で、鈴木竜士選手がかましにいったところを新田祐大選手が捲りに行くという展開が考えられるが、南関東と関東は共に強烈な番手の2段駆け濃厚。平原康多選手と郡司浩平選手がどこから番手発進するのか? 新田祐大選手はどのタイミングに合わせて捲りに行くのか?……という辺りを前日コメントなども踏まえて予想することになるのだろうが、あまりにも凄い選手が集まり過ぎていてファンならワクワクが止まらないはずだ。

西日本からは中四国の最強コンビ等、役者が多数登場

高松宮記念杯参加の西日本競輪選手

そんな東日本勢に負けず劣らず役者揃いとなっている西日本勢。中部が1名、近畿が3名、中四国が3名、九州が2名という組み合わせだ。

中部は浅井康太選手(三重90期)の単騎戦。近畿は脇本雄太選手-三谷竜生選手(奈良101期)-村上博幸選手(京都86期)の並び。中四国は恐らく今の競輪界で最強コンビであろう清水裕友選手(山口105期)-松浦悠士選手(広島98期)の前後いずれかの後ろに原田研太朗選手(四国98期)が付けるという形か? 九州は山田英明選手(佐賀89期)-中川誠一郎選手(熊本85期)という、こちらも最近はおなじみの並びになるはずだ。

ちょっと前までは脇本雄太選手に三谷竜生選手がピッタリマークというのが頭ひとつ抜けていた感じも、今では清水裕友選手と松浦悠士選手のほうがコンビとしては上か? そこに全日本選抜で決勝3着になった山田英明選手がどう絡むのか? 乗る中川誠一郎選手の出番はあるのか? 最後は近況調子の良い浅井康太選手が自在に動いて勝利をもぎ取るのか?……と、こちらもファンとしてはたまらないレースになるだろう。

高橋・深谷・川端にも要注目!

予選組で注目すべきは、東日本でいうと高橋晋也選手(福島115期)。3月のウィナーズカップで見せた先行力は本物だ。彼が残ってくると新田祐大選手-佐藤慎太郎選手の福島ラインがさらに強力となる。一方、森田優弥選手(埼玉113期)や黒沢征治選手(埼玉113期)が残ると鈴木竜士選手-平原康多選手のラインがかなり強くなる。

西日本で脅威なのはナショナルチームの深谷知広選手と河端朋之選手の先行力だろう。特に河端朋之選手が残って清水裕友選手-松浦悠士選手と絡んでくると、今年2月末の世界選手権男子ケイリンで銀メダルを獲得した脇本雄太選手ですら相手にならないくらいの連係となるかもしれない。

兎にも角にも、誰が残っても決勝まで見逃せないレースが目白押しとなるのは間違いないほど、凄い選手が揃った今回の高松宮記念杯。走るのはどんな戦法の選手でも実力を存分に発揮できると言われている「わかやまオレンジバンク」だが、風の影響を受けやすくて荒れることもよくある。カントは平均的だが直線は長い(59.9m)400バンクで、三番手の突き抜けやスジ違いで決まりやすいという特徴もある。ピンポイントの天気予報で雨と風を確認して予想に生かすべきだろう。

複雑な展開予想を楽しみ、最後までわからないレースに興奮する高松宮記念杯の4日間を存分に味わおうではありませんか♪

ぶっちゃけいりんファミリーのみなさんも参加!

ABEMA 競輪・オートレースチャンネルにて放送中の「ぶっちゃけいりん 」にご参加されたスター競輪選手も堂々登場!

選手のみなさんがんばってください!

東日本ぶっちゃけいりん ファミリー

西日本ぶっちゃけいりんファミリー

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