競輪コラム

KEIRINグランプリ2020出場へ!現時点での出場確定者と賞金ランキングは?

<お知らせ>
KEIRINグランプリ2020出場選手が決まりました!

今年も残すところ、あと2カ月半。夏が終わって秋も深まり、涼しさが寒さに変わってくると年末の大一番『KEIRINグランプリ』のことを競輪ファンは思い描くでしょう。

1億円を超える賞金を目指して走る9名の精鋭は誰になるのか?
すでに出場を確定している選手や可能性のある選手を見ていきましょう。

KEIRINグランプリへの"選抜方法"は?

『KEIRINグランプリ』出場選手は、開催時にS級に在籍していて、品性、技能ともに優秀であることに加え、1月1日から11月開催の『朝日新聞社杯競輪祭』最終日(今年は11月23日予定)までの選考期間で以下の資格に従い、選手選考委員会が選抜します。

その①:G1レース優勝者

競輪グランプリ 清水裕友

今年2月開催の第35回『全日本選抜競輪』優勝の清水裕友選手(SS・山口・105期)。6月開催の第71回『高松宮記念杯競輪』優勝の脇本雄太選手(SS・福井・94期)。8月開催の第63回『オールスター競輪』優勝の松浦悠士選手(SS・広島・98期)の3人はこれに該当するので出場確定です。

競輪グランプリ 松浦悠士

本来であれば5月に開催予定だった第74回『日本選手権競輪』の優勝者も名を連ねていたはずなのですが、新型コロナウイルス感染拡大予防対策で中止となったため、該当者はなしです。

残るG1は第29回『寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』(10月15日から18日に開催予定)と第62回『朝日新聞社杯競輪祭』(11月18日から23日に開催予定)の2つ。これらで優勝した選手が加わり、計5名(前述したG1優勝者が優勝した場合は4名ないし3名)がこの資格に該当します。

その②:選手選考委員会が特に認めた選手

選考基準は詳しく規定されていませんが、過去にはオリンピックや世界選手権で特に優秀な成績を残した選手がこれに当たります。例えば1985年と86年に世界選手権プロ・スプリントで優勝した中野浩一氏や1996年のアトランタオリンピック自転車競技で銅メダルを獲得した十文字貴信氏などがこの資格で選ばれています。

東京オリンピックが開催されれば該当する選手もいたかもしれませんが、今年はこの枠からの出場はないでしょう。

その③:選考期間の獲得賞金額上位者から順次選抜

その①と②の基準で選抜した結果、9名に達しない場合、獲得賞金額上位者から順次選抜されます(次点1名は補欠選手として選抜)。

気になる現段階での賞金ランキングは?(2020年10月14日時点)

『親王牌』前の時点で獲得賞金ランキング上位9名は

  • 1位・松浦悠士選手 1億3,297万5,000円
  • 2位・清水裕友選手 6,763万9,000円
  • 3位・脇本雄太選手 6,730万2,000円
  • 4位・平原康多選手(SS・埼玉・87期) 5,293万8,400円
  • 5位・郡司浩平選手(SS・神奈川・99期) 4,646万8,000円
  • 6位・和田健太郎選手(S1・千葉・87期) 4,506万7,800円
  • 7位・佐藤慎太郎選手(SS・福島・78期) 4,413万4,000円
  • 8位・山田英明選手(S1・佐賀・89期) 3,824万1,000円
  • 9位・古性優作選手(S1・大阪・100期) 3,692万2,700円

平原康多選手

上位3人はG1優勝者なので出場が確定しており、4位以下の選手が出場を争います。『親王牌』か『競輪祭』で優勝してしまえば賞金に関係なく出場できるので、10位以下の選手もまずはそこを目指しつつ、できる限り多くの賞金を稼ごうとがんばるでしょう。

10位以下の選手で見ると、9月18日(金)から21日(月)に開催された第36回『共同通信社杯』で優勝した中本匠栄選手(S1・熊本・97期)が3,642万1,200円の10位で、9位・古性優作選手との差は約50万円しかありません。ビッタリと番手に付けている状態です。ただ、中本匠栄選手は『親王牌』に出場しないので千切れてしまう心配があります。G1は出るだけでもかなり多くの賞金が稼げます。

例えば『親王牌』で決勝進出すれば9着でも336万円の賞金が出ます。対して中本匠栄選手が10月22日(木)から出場する青森F1の優勝賞金は106万4,000円。そこだけ見ても200万以上の差があるのです。9位以内を目指すなら確実に賞金を稼いでいきつつ、11月の『競輪祭』で優勝ないし決勝進出以上の活躍が望まれます。『親王牌』不出場組でいうと16位の岩本俊介選手(S1・千葉・94期・2,459万2,700円)や19位の吉澤純平選手(S1・茨城・101期・2,322万4,000円)、21位の鈴木裕選手(S1・千葉・92期・2,230万2,000円)などは厳しいラインだといわざるを得ません。

逆に射程圏にいるのは11位の守澤太志選手(S1・秋田・96期・3,579万8,900円)、12位の浅井康太選手(S1・三重・90期・3,521万2,000円)、13位の原田研太朗選手(S1・徳島・98期・3,166万4,700円)、14位の諸橋愛選手(S1・新潟・79期・3,162万5,000円)辺りまで。15位の稲川翔選手(S1・大阪・90期・2,619万6,400円)は14位と500万円の差があるので、やや厳しいですが、『親王牌』と『競輪祭』で決勝進出上位入賞を果たせば逆転も十分にあり得ます。

浅井康太選手

ここまでに名前が挙がらなかったS級S班の新田祐大選手(福島・90期・2,449万5,000円・17位)、村上博幸選手(京都・86期・2,159万6,000円・23位)、中川誠一郎選手(熊本・85期・2,067万円・29位)は残りのG1の2ついずれかで優勝することが求められるでしょう。

新田祐大選手

以上で挙げた選手たちは『KEIRINグランプリ』が“見えている”状況ですので、10月15日(木)からの『親王牌』ではいつも以上の力を発揮するはず! 要注目です!!

参考データ

第29回『寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)』大会展望・注目選手

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ウィンチケット編集部
WINTICKET(ウィンチケット)のコンテンツ編集チーム。初心者でも0からわかる記事を150本以上執筆した他、グレードレースを中心とした「WINTICKETニュース」、ABEMA 競輪・オートレースチャンネルでの番組の見どころをまとめたレポート記事の執筆を担当。

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