競輪コラム

「2020ガールズグランプリトライアル」大会展望・注目選手

『朝日新聞杯 競輪祭』の前半3日間で開催される『ガールズグランプリトライアル』@小倉競輪場

今年は平塚競輪場で12月28日(月)に開催される第9回『オッズパーク杯ガールズグランプリ2020(GGP)』。2018年(平成30年)より、このGGP出場権をかけたトライアルレースがおこなわれている。それが『ガールスグランプリトライアル』である。

第3回目となる今年も小倉競輪場で開催される『朝日新聞杯 競輪祭』の前半3日間に並行して実施されることとなった。11月18日(水)から20日(金)の後半4レース(9Rから12R)でおこなわれる。

ガールズグランプリ出場をかけた熱すぎる戦い

出場選手は今年1月から8月の選考期間で平均競走得点上位14名と、この14名を含めた賞金獲得額上位者の合計28名がエントリーされる。この28名をAとBの2グループに振り分け、2日間のレースで獲得したポイント上位者が3日目の決勝へ進出。各グループ決勝で優勝した2名がGGPへの出場権を獲得し、残り5名はトライアルでの獲得賞金を加えたランキング上位者から選出される(正選手7名、補欠選手1名)。

つまり『ガールズグランプリ』の出場をかけた女性たちによる、最終最後の熱すぎる戦いが繰り広げられるのである。

気になる選手のグループ分け

「絶対女王」児玉碧衣選手はグループAに、
そしてグループBはナショナルチームが固まった。

ガールズグループA

児玉碧衣

「ガールズグループA」に選出されたのはこの14名。

児玉碧衣選手(福岡・108期)
石井貴子選手(千葉・106期)
尾方真生選手(福岡・118期)
坂口楓華選手(京都・112期)
長澤彩選手(愛知・106期)
尾崎睦選手(神奈川・108期)
小林莉子選手(東京・102期)
奥井迪選手(東京・106期)
柳原真緒選手(福井・114期)
加瀬加奈子選手(新潟・102期)
荒牧聖未選手(栃木・102期)
奈良岡彩子選手(青森・104期)
當銘直美選手(愛知・114期)
黒河内由実選手(長野・110期)

昨年、一昨年のガールズグランプリ覇者、「絶対女王」児玉碧衣選手が優勝候補筆頭になるのは必然。地元・福岡で優勝を決めて、GGP3連覇という偉業を成し遂げるシナリオを描いているのは間違いないはず。

児玉の対抗となる選手にも注目!

それに待ったをかけるのは、石井貴子選手か。11月11日(水)現在、獲得賞金ランキングは約1,404万円で3位の児玉碧衣選手より上の2位で約1,463万円。昨年、一昨年のGGPは2年連続2着で、3月の『ガールズコレクション』福井ステージも2着。7月の『ガールズケイリンフェスティバル』決勝も2着だったが、8月の『ガールズドリームレース』では児玉碧衣選手に勝って優勝している。

位置取りの上手さからの差し脚は、現在のガールズナンバーワンといっていいだろう。

ついで、地元ホームバンク平塚でのグランプリ出場に並々ならぬ想いを抱いているのは尾崎睦選手。獲得賞金ランキング7位(約1,026万円)と当落線上にいるため、全レース1着を獲って優勝する気概で挑んでくるはずだ。決勝で児玉碧衣選手との気合いの捲り合戦を見てみたいところ。

あとは新進気鋭の尾方真生選手に注目。児玉碧衣選手と同じ藤田剣次一門で鍛え上げた脚は一流品で卒業記念チャンピオンではあるものの、デビュー年で新人らしからぬ好成績を収めている。近況はちょっとムラがあるが、今年7月の豪雨で甚大な被害を受けた熊本県人吉市出身者としては災害復興の願いも込めて、グランプリ出場をもぎ取りにくるだろう。

ガールズグループB

高木真備

「ガールズグループB」に選出されたのはこの14名。

高木真備選手(東京・106期)
梅川風子選手(東京・112期)
石井寛子選手(東京・104期)
小林優香選手(福岡・106期)
山原さくら選手(高知・104期)
鈴木美教選手(静岡・112期)
佐藤水菜選手(神奈川・114期)
大久保花梨選手(福岡・112期)
細田愛未選手(埼玉・108期)
太田りゆ選手(埼玉・112期)
吉岡詩織選手(広島・116期)
鈴木奈央選手(静岡・110期)
小坂知子選手(岐阜・104期)

現在、ぶっちぎりで賞金ランキング1位なのが高木真備選手(約1,773万円)。
今年は7月の『ガールズケイリンフェスティバル』、9月の『ガールズコレクション』伊東温泉ステージで優勝しており、16連勝中という絶好調な状態でトライアルに挑む。断トツの一番人気となるだろう。

高木の対抗となる選手にも注目!

対抗は昨年の覇者、梅川風子選手。
今年は8月の『アルテミス賞』でビッグレース初優勝を果たしている。11月7日(土)におこなわれた『全日本選手権』女子ケイリン決勝では佐藤水菜選手、太田りゆ選手、そして小林優香選手を抑えて優勝し、日本チャンピオンの座を得た。この好調さをキープして、連覇を目指す。

ただし、東京五輪出場内定している小林優香選手も黙ってはいないだろう。他のナショナルチームメンバーも「打倒・梅川風子」で臨んでくるのは間違いない。

最後に忘れちゃならない、石井寛子選手。ガールズ初の100V達成に通算獲得賞金1億円突破という、もはやレジェンド選手。デビューから7年連続でグランプリ出場しており、8連続出場を優勝で決めたい気持ちは強いだろう。

もし優勝を果たせなくても、この3日間の戦い次第でガールズグランプリ出場枠トップ7への道が拓かれる。「顔より太もも」でファンを魅了する彼女たちの、本気の走りに酔いしれたい。

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