競輪コラム

第4回ウィナーズカップ(WINNER's CUP)大会展望・注目選手

1着“WINNER”回数上位選手のThe top of WINNERSを決める!!G2『第4回ウィナーズカップ(WINNER's CUP)』@福井競輪場

2017年(平成28年度)より創設されたG2レース『ウィナーズカップ』はその名の通り、1着=WINNER回数上位選手を集めて誰が真のWINNERであるかを決める大会である。

それ以外にも昨年の競輪トップ9であるS級S班在籍選手や昨年のヤンググランプリ出走選手などが選抜されるため、「今、最も勝てる選手は誰か?」がわかるレースと言っても過言ではない。

第4回となる今年は3月26日(木)から29日(日)の4日間、福井競輪場で開催される。

今、注目の若手自力型選手が目白押し!逃げて捲ってトップに立つ選手は誰だ!!

選ばれるのは正選手108名(補欠選手8名)。
S級S班在籍者とそれらを除く1位回数上位30名に加えて前年のヤンググランプリ出走者がメインとなるが、他にもF1開催(S級シリーズ)の決勝での1位~3位回数の上位者なども選ばれる。そういった条件から、他のビッグレースよりも若手の自力型が多く選出される傾向にあるのだ。例えばS2では115期の坂井洋選手(栃木)や高橋晋也選手(福島)、S1では113期の藤根俊貴選手(岩手)や河合佑弥選手(東京)が選ばれている。また日本自転車競技連盟(JCF)トラック種目強化指定(A)に2カ月以上所属した選手も選出可能で、113期の松井宏佑選手(神奈川)も出場予定である。

いわゆる“きっぷがいい”走りをする若手自力型選手が目白押しで、わかりやすく楽しめる迫力満点のレースが展開されるだろう。

そのままの勢いでゴール線を駆け抜けられるか?
それとも若手を風よけに使ったベテラン勢が最後はWINNERとなるのか?

注目の松浦、清水など豪華選手が一同に会す!

S級S班からは7名が出場する。昨年の『第3回ウィナーズカップ』の覇者であり、福井が地元の脇本雄太選手(94期)と同じくナショナルチームの新田祐大選手(福島・90期)が出場できないのは残念だが、「ケイリン」ではなく「競輪」の最強メンバーはズラッと並んでいる。

その中心となるのは今が旬の中四国勢になるだろう。
昨年の競輪王であり、今年も1月に和歌山記念、高松記念を連覇した松浦悠士選手(広島・98期)は全日本選抜の決勝で落車してしまったが、前場所の松山記念で決勝3着と健在ぶりをアピールした。その松浦選手の逃げに乗って全日本選抜を優勝した清水裕友選手(山口・105期)との連携が今回も見物であろう。

他にも調子を取り戻している宮本隼輔選手(山口・113期)、一昨年のヤンググランプリ覇者の太田竜馬選手(徳島・109期)、昨年のヤンググランプリ覇者の松本貴治選手(愛媛・111期)と若手自力型だらけの中四国勢。そんな中、同期である松浦選手の活躍によって、さらに悲願となっているであろうビッグレース制覇を目指すのが原田研太朗選手(徳島・98期)だ。

原田選手は出場選手選考期間(昨年7月~12月)で1着回数23回のトップ。車券に最も貢献している原田選手の勝利を願うファンも少なくないだろう。

中四国勢の層の厚さ。ここが中心となるのは間違いない。

圧倒的な中四国勢、打ち崩せるのはどの地域か?

前述した松井宏佑選手に和田真久留選手(神奈川・99期)、簗田一輝選手(静岡・107期)などの若手が台頭する南関東勢を引っ張るのが、初のS級S班となった郡司浩平選手(神奈川・99期)だ。第1回大会の覇者である郡司選手。今年初戦の立川記念、準決で落車で鎖骨骨折したときは心配したが復帰戦となった全日本選抜を見事に走りきり、決勝進出。今大会でも優勝を狙える選手である。同じ南関東勢がどれだけ上に進出するかが肝となるだろう。

3月の玉野記念で郡司選手と同着優勝したのが、青森の新山響平選手(107期)。全日本選抜でも好走しており、活躍が期待される。その新山選手を利したいのが昨年のグランプリ覇者、佐藤慎太郎選手(福島・78期)であろう。今年もチャンピオンらしい巧みな走りで前場所決勝に進出しているだけに、好調な新山選手が決勝で引っ張ってくれることになれば、一気に優勝候補筆頭になるかもしれない。

関東勢ではこれまた優勝候補の一角、平原康多選手(埼玉・87期)。1月の大宮記念で地元優勝と果たし、その後の立川記念、全日本選抜、奈良記念と準優勝が続いている。若手に任せなくても自力で好成績を残せる選手だけに、同じ関東の吉田拓矢選手(茨城・107期)や鈴木竜士選手(茨城・107期)辺りが同じ番組で乗ってくれたら、鬼に金棒となるだろう。

中部勢は出場予定選手が6名という苦しい状況。今年の2月辺りから完全復調している浅井康太選手(三重・90期)が出場できない代わりに同支部の柴崎淳選手(三重・91期)には是非とも奮起してもらい、近況好調な吉田敏洋選手(愛知・85期)と共に決勝に乗って中部勢の意地を見せていただきたい。

番組によっては中部とラインを組むかもしれない近畿勢といえば、村上博幸選手(京都・86期)。和歌山の若手エースである南潤選手(111期)辺りが引っ張ってくれれば、未だ衰えぬ決め脚が炸裂して優勝候補に躍り出るだろう。

残る九州勢では、昨年GⅠを2度も勝っている中川誠一郎選手(85期)に期待せざるを得ない。全日本選抜はピリッとしなかった分、是非ともファンの期待に応えていただきたい。

若手に入り混じるベテラン強者たち。スピーディーなレースがくり広げられる中、勝ちきるのはどの選手だろうか……実に楽しみである。

ガールズケイリンコレクション2020福井ステージ

ちなみに最終日(3月29日)には「ガールズケイリンコレクション2020福井ステージ」が開催される。一発勝負の特別競走。出場するのは児玉碧衣選手(福岡・108期)、石井貴子選手(千葉・106期)、梅川風子選手(東京・112期)、高木真備選手(東京・106期)、尾崎睦選手(神奈川・108期)、鈴木美教選手(静岡・112期)、長澤彩選手(愛知・106期)の7名(補欠として福岡・112期の大久保花梨選手)。

昨年末、ガールズグランプリ2連覇を果たした児玉選手が女王らしい走りで圧勝するのか?
「2020年全勝宣言」をした児玉選手を今年、唯一破っている高木選手が再び女王に土を付けられるか?
地元の平塚で開催される今年のグランプリに是が非でも出場したい尾崎選手の気持ちが優るのか?

こちらも実に楽しみな一戦である。

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