競輪コラム

競輪選手の食事は「強靭な肉体でレースに勝つ」ための資本になる!

競輪選手たちは日ごろから激しいトレーニングをおこない、レース本番でも体力を限界まで使って走り抜けます。

そのため、トレーニングやレースによるカロリー消費は激しいもの。強靭な肉体をキープし、最高のコンディションを保ちながらレースに挑むためには、日々の食事から多くのエネルギーを摂取することがとても大切です。

レース中にエネルギー不足になってしまうと本来の実力を発揮できず、勝つことができないでしょう。

そこで本記事では、競輪選手が強靭な肉体を作り出すために必要不可欠な食事についてご紹介します。

競輪選手の運動量と食事の関係性

競輪選手の資本となる身体を作り上げるためには、常に食事から多くのエネルギーを摂取しなければいけません。また、競輪選手の運動量はかなり多いため、激しい運動に合わせたカロリー計算も必要になります。

では、競輪選手の運動量と食事の関係性について詳しく見ていきましょう。

競輪選手には多くのエネルギーが必要?

競輪選手はレースだけでエネルギーを使っているわけではありません。レースがない日でもトレーニングで1日50km~90kmを自転車で走行するため、毎日相当なエネルギーを消費しています。練習量が多い場合、1回の練習で200km近く走る選手もいます。

平均的な競輪選手の消費カロリーは、1日4,000kcal~5,000kcalほどだといわれています。成人男性の消費カロリーは平均で、2,000kcal~2,200kcalなので、比較すると約2倍のカロリーを消費しているのです。

そもそも競輪は「脚(ふともも)」を主に使う競技ですが、脚(ふともも)は全身の筋肉量の50%を占めています。下半身全体でみれば全身の約70%もの筋肉量になります。つまり、脚(ふともも)を中心に下半身全体を使って自転車をこぐだけでもエネルギー消費はかなりのものなのです。

そのため、競輪選手は日々のトレーニングで身体を鍛えるだけではなく、エネルギー不足にならないために、多くのエネルギーを摂取できる食事を心がけています。

激しいトレーニングやレース後は体内でタンパク質の分解が始まり、タンパク質が不足しやすいため、練習前にプロテインを摂取する選手もいます。

競輪選手 太腿

競輪にはオフシーズンがない!

競馬騎手やプロ野球選手のようなスポーツ選手は、身体を休めるオフシーズンがありますが、競輪は1年間を通してレースが組まれているため基本的に身体を休める期間があまりありません。

そのため身体を休める期間を考慮せず、最高のコンディションでレースに挑むためにも、食事で体力をつけて常に最高のコンディションで走れる強靭な肉体を作る必要があります。

競輪選手が心がける食事の特徴

競輪選手 ガッツポーズ

競輪選手は鍛え抜かれた肉体を維持するために多くの食事を摂取しますが、「食事の摂取=速く走るため」というわけではありません。基本的に競輪選手の食事は、肉体の強化や健康な身体を維持するためにあります。そのため競輪選手はしっかりと体重管理をしながら食事をとることが重要なのです。

こちらでは競輪選手が食事する際に心がけている点をご紹介します。

1. 筋肉を多くつけすぎると体重が増加してしまう

競輪選手はレースで勝つための肉体を作り上げるのも仕事のひとつです。しかし、単純に食事量とトレーニング量を増やして筋肉量を増やすだけでは体重が増加してしまい、「勝つための肉体」を作り上げるのは難しいでしょう。

たとえば体重が重いと最高速度が遅くなり、軽いと踏み込む力が弱くなる、などのデメリットがあるので、自分の身体に合わせた食事量を把握しなければいけません。

また、脚質にあわせた身体づくりも大切です。先行選手であればスタミナを維持できる体づくり、差しを得意とする追い込み選手であれば瞬発力を意識した体づくりが必要になります。

競輪のルール上体重制限は設けられていません。しかし、単純に筋肉量を増やして体重を増加させるのが「勝つこと」につながるわけではないので、常に競輪選手は自分の身体のコンディションを考えた食事で体重をコントロールすることが大切です。

2. 食事で怪我にも負けない肉体を作り上げる

競輪選手はレース中の落車事故などで怪我を負ってしまうことがあります。競輪はレース中に時速70km近い速度に到達するため、大きな怪我につながることも少なくありません。

そのため選手たちは自分の身体を守る意味でも、十分な食事を摂取し怪我をしにくい身体を作り上げることが大切になります。とくに骨折や脱臼といった怪我が多いため、関節付近の筋肉をつけて怪我に負けない肉体を作ります。万が一、怪我を負ってしまった場合に復帰を早める意味でも日々バランスのよい食事が大切です。

また、筋肉量を増加させるだけではなく、カルシウムやアミノ酸を多く含む食事をとることで肉体を内側から強くすることも心がけています。

3. 食事により体調管理も万全に。

競輪選手は一年を通して全国各地の競輪場でレースをおこなうため、バランスのよい食事を心がけて体調管理をするのも仕事のひとつです。

競輪場は全国に43ヵ所あり、北海道の函館競輪場と熊本県の熊本競輪場の気温差だけを考えても、移動で風邪を引いてしまうことも考えられます。しかし移動のたびに風邪を引いてしまっていたら、レース本番で本来の実力を発揮できず、よい成績を残せなくなります。そのような状態が続いた場合、引退宣告を受けて選手生命を絶たれてしまう可能性もあるでしょう。

また移動による疲労によって、レース本番で思ったような走りができなければ「強い選手」としても認められません。

そのため競輪選手は移動による気温差などによって風邪を引かないように、ビタミンなどの栄養素をバランスよく摂取し、風邪を引かない身体を作ることも常に意識しています。

時速70km近い速度で走る競輪選手は常に落車による怪我と隣合わせ。一度怪我をしてしまえば、レースに出場できず最悪の場合、選手生命を絶たれることもあるでしょう。そのような事態を防ぐためにも、食事から多くのエネルギーを摂取して怪我をしにくい体づくりを心がけています。

レースで勝つためには己の肉体を極限まで鍛え上げると同時に、食事からエネルギーや栄養素を多く摂取し、常に身体を万全な状態に維持することもレースで勝つためのカギとなります。

参考 : WINTICKET 競輪勉強シリーズ

記事をシェアしよう

関連記事